「フセイン法廷」設置、長官・判事らを任命
投稿者: fabyondarone 投稿日時: 2004/04/21 21:51 投稿番号: [118956 / 232612]
「フセイン法廷」設置、長官・判事らを任命
【アンマン=岡本道郎】イラク統治評議会は20日、元大統領サダム・フセインら旧政権関係者を裁く特別法廷の長官に、統治評議会の有力メンバーであるチャラビ・イラク国民会議(INC)代表のおい、サレム・チャラビ氏を任命した。
チャラビ長官は同日、判事7人と検察官4人を任命し、フセインを裁く特別法廷が実質的に設置された。旧フセイン政権の反体制派組織、INCの報道官が明らかにした。
チャラビ氏は米国で教育を受けた法律家。INC報道官によると、今回任命された判事と検察官は今後、戦争犯罪や「人道に対する罪」など、国際法に関する研修を受ける。フセインの公判日程はまだ決まっていない。
フセインの罪状については、〈1〉5―10万人の反体制クルド人殺害の指示〈2〉3―6万人のシーア派系住民の殺害の指示〈3〉イラン・イラク戦争での化学兵器使用〈4〉クウェート侵攻の指揮――などが、「人道に対する罪」や「大量虐殺の罪」として指摘されている。罪状が広範に及ぶため、特別法廷の判事の数は増える見込みという。
イラク統治評議会は、昨年12月、フセイン拘束の直前に旧フセイン政権関係者を裁く特別法廷設置を決めた。しかし、フセインが実際に拘束された後は、世界中から「国際法廷で裁くべきだ」などの議論が続出し、イラク国内で特別法廷を設けるのかという問題や、裁判官の人選などが再検討されていた。米政府は特別法廷の関連経費として7500万ドル(約80億円)を拠出する予定だ。
その一方、主権移譲後のイラク暫定政府の骨格が依然として固まっていないため、司法制度もどうなるか不透明な要素もあり、特別法廷の扱いはなお議論を呼びそうだ。(読売新聞)
[4月21日12時27分更新]
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