日本の善政 2
投稿者: fabyondarone 投稿日時: 2004/04/17 13:24 投稿番号: [117667 / 232612]
人種差別や地域差別は、朝鮮半島だけではなく、日本人社会にもある。韓国人、朝鮮人に対して、優越意識を持っている日本人のいるのは確かであろう。しかし、李朝社会ほどの人種差別と地方差別を持つ民族は、ほとんど考えられない。朝鮮総督府は、日韓合邦後、「内地延長主義」の原則をずっと堅持しつづけていた。それは朝鮮半島にとって、まさしく破天荒な政治原則であった。仮りにそれがしばしば有名無実であっても、少なくとも李朝以来、あるいは遠く溯れば三韓、三国時代以来の地域差別、さらに李朝以来の階級差別の歪みを是正する、一つの大きな契機となっていた。今日の韓国社会は人種差別にも、地域差別にも、悩みつづけている。しかし、階級差別を法的に禁止したのは朝鮮総督府時代からである。朝鮮総督府の時代は、多くの失政もあったことは確かであろうが、政治的変革以上に大きな社会変革を完遂した。この事実については、李朝体制を視野に、その延長としての朝鮮総督府とは何かをその原点から見ることが必要ではないだろうか。
李朝社会は、なぜあれほどしつこく自ら韓民族を両班、中人、良人(常民)、賎民に分け、厳しく階級差別したのであろうか。その理由は「礼儀之邦」という考え方にある。法治社会が確立される前に、階級社会を規定するものは「礼」であった。中国では周の時代には、だいたい「繁文縟礼」(こまごまと規定されている規則・礼式など)によってすべての人間関係が規定されていた。「法」が「礼」に代わって人間の社会的諸関係を規定するようになったのは、春秋戦国時代からである。朝鮮があれほど「朱子家礼」(朱子学による規範)に心酔し、繁文縟礼にとらわれつづけてきたのは、その国王、両班を中心とする階級支配を維持するために、必要だったからである。
近代国民国家の「国民」を創出するために、朝鮮総督府が断行した「奴婢の解放」は、もし朝鮮社会の牢固たる階級制度について、多少でも歴史認識があれば、それはリンカーン大統領の「奴隷解放」以上のものと驚嘆かつ称賛するに違いない。
これは メッセージ 117662 (lemonchan01 さん)への返信です.
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