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陸自に初の対テロ専門部隊2

投稿者: sofiansky2003 投稿日時: 2004/03/19 21:42 投稿番号: [111668 / 232612]
≪国内の部隊≫

  米英両国などでもそうだが、各国では軍と警察がそれぞれ特殊部隊を持つのが一般的だ。ただ、軍の特殊部隊と警察の特殊部隊は任務を一部重複させながらも性格が異なる。軍の特殊部隊は有事まで想定しているが、警察の特殊部隊は犯罪対処を想定しているためだ。

  日本では、陸自に発足させる「特殊作戦群」のほか、船舶検査や工作船への対処、水中で爆発物の除去に加え、攻撃能力も付与した海上自衛隊の「特別警備隊」(SBU=スペシャル・ボーディング・ユニット)を持つ。また、海上保安庁はシージャックや民間船舶内での暴動鎮圧などを行う「特殊警備隊」(SST=スペシャル・セキュリティー・チーム)を、警察庁は「特殊急襲部隊」(SAT=スペシャル・アサルト・チーム)を擁している。

  SATは、一般犯罪者や過激派などによる人質事件、対テロ警備が主任務。平成七年の函館全日空機ハイジャック事件と十二年の西鉄高速バスジャック事件で強行突入を成功させ、事件を解決した。十四年のサッカーワールドカップでは対テロ警備にあたった。

  陸自の特殊作戦群とSATは、施設警備や要人警護で任務が一部重なるが、このような例は諸外国でもみられ、政府として選択肢が増すことになる。また、外国の特殊部隊が、原発などの重要施設を襲撃した場合、両者が協力して対応する可能性もある。

  一方、陸自は高い戦闘能力をもつレンジャー隊員を養成し、通常部隊としては練度の高い第一空挺(くうてい)団や離島防衛の西部方面普通科連隊(WAiR/長崎県佐世保市、約六百六十人)を保有しているが、特殊部隊の任務とは異なる。

  レンジャーは、猛訓練で知られる「レンジャー教育課程」を修了した隊員を指す。過酷な条件下でのサバイバルなどの特殊技能を身につけ、陸自の各部隊に配属され、中核的な戦闘要員となっている。

  第一空挺団は日本唯一の落下傘部隊で陸自の「最精鋭部隊」。人員は約千五百人で、千葉県の習志野駐屯地で首都圏防衛ににらみをきかせるほか、有事には落下傘やヘリコプターによる空中機動作戦を行う。

  海外の邦人救出の際に警護や安全確保にあたる「誘導隊」(臨時編成)の任務も持ち、空挺隊員の多くがレンジャー資格をもつ。

  十四年三月に発足した西部方面普通科連隊は九州、沖縄地方の三千超の島嶼(とうしょ)部を敵上陸部隊の攻撃から守る部隊だ。部隊を迅速に投入するため兵員と装備をヘリ輸送。レンジャーのみの部隊(レンジャー小隊)も臨時編成される。(03/19)
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