北からの亡命者【高英煥の眼】北朝鮮遠望
投稿者: sofiansky2003 投稿日時: 2004/02/25 05:55 投稿番号: [108712 / 232612]
>核を強く使えば米国が北朝鮮問題の根本解決策と考えている「金正日政権除去」への誘惑を与えることになり、弱く使えば米国は「北朝鮮無視政策」をとるだろう。したがって「核カード」の使用はタイミングとその使い方が問題だ。これは芸術的な外交術になる。
これが北朝鮮の本音でしょう。
常にブラックボックスにしておくこと。
物をとることができれば、将軍様の最大の功績でしょう。
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【高英煥の眼】北朝鮮遠望 6カ国協議、あす再開
金正日体制延命の手段
北、米の譲歩得るまで時間稼ぎ
毎年十二月になると平壌の政策作成部署は忙しい。その年の事業を決算し新年の課題を立てて金正日総書記の決裁を受けなければならないからだ。忙しいのは金正日総書記も同じだ。山のように積み重なった「提議書」を見ながら、画期的な解決策など盛られていないお決まりの教条主義的で伝統的な対策案に、ため息をつくばかりだ。
食糧難や生活必需品不足で広がる一方の指導者に対する不信感、それに伴う政治的危機、政治的限界から踏み出せない経済的開放・改革、出口の見えない経済沈滞、経済的・財政的手段の欠落で大きく発展できないでいる軍事・国防建設、さらに難しくなりつつある対外環境などが、彼の首を絞めつつある。
新年に発表された恒例の労働新聞など共同社説は、各分野の大きな政策的ワクを描いている。政治的には「金日成主義化綱領宣布三十周年」を大々的に行い、経済的には経済と科学を発展させ、軍事的には「反帝軍事戦線」と「軍事力強化」で米国の軍事行動に備え、対南(韓国)政策では「民族共助」を、対外政策では「核問題の平和的解決」をそれぞれ強調している。
しかしこれはあくまで平壌が打ち出せる最小限の対策であり形式的なものにすぎない。このことは誰よりも金正日総書記自身がよく知っている。しかし平壌にとっての気がかりは内部より外部にある。
米国はアフガニスタンとイラクで大きな軍事的成果を収め、その米国の気勢に押されるようにリビアが手をあげた。米国の敵の一つで北朝鮮の最大の友邦だったリビアのカダフィ大佐が大量破壊兵器の放棄を宣言し、北朝鮮の“友人”に対し“お手本”を示したのだ。同じく「悪の枢軸」であるイランもまた、国際原子力機関(IAEA)の査察を受け入れた。
今や残るのはキューバと北朝鮮だけだが、キューバは米国からは無視されている。ソ連の崩壊で戦略的に価値の落ちたキューバは、カストロのような強力な独裁者が国民を統制し、大量難民が発生しないようにしてくれる方が米国にとっては好都合だ。
となると米国にとっては北朝鮮だけが「残された敵」というわけだ。平壌のストレスはどんなに大きいことか。平壌にとってこの難関突破の道は、核問題をテコに米国を会談に引き出すことしかない。
しかし核を強く使えば米国が北朝鮮問題の根本解決策と考えている「金正日政権除去」への誘惑を与えることになり、弱く使えば米国は「北朝鮮無視政策」をとるだろう。したがって「核カード」の使用はタイミングとその使い方が問題だ。これは芸術的な外交術になる。
金正日総書記は当初、多国間協議には反対だった。朝鮮半島問題に多くの国が介入すれば北朝鮮の外交が複雑になり、南北統一もいっそう遠ざかると考えたからだ。それが六カ国協議を受け入れ、二回目の開催にまでOKを出した。その最大の理由は、多国間協議に反対し続けた場合、平壌や(核施設のある)寧辺に巡航ミサイルが飛んでくるという最悪の事態を避けたいためである。
長過ぎず、また短過ぎない間隔で六カ国協議を開き、最後のテコである「核の代価」として米国から最大の譲歩を得るまで時間を稼ぐ作戦だ。多国間協議が続いている限り米国の軍事行動はないと踏んでいるからだ。
金正日総書記にはこうした選択しかない。それが彼の論理である。しかしこれは結果的に六カ国協議が「平壌の寿命」を延長させる手段になっているということでもある。(韓国・統一政策研究所研究員) ◇
≪高英煥(コ・ヨンファン)氏≫ 1953年、平壌出身。北朝鮮の外交官としてザイールなどに駐在し、駐コンゴ大使館参事官当時の91年に韓国へ亡命した。
http://www.sankei.co.jp/news/040224/morning/24pol002.htm
これが北朝鮮の本音でしょう。
常にブラックボックスにしておくこと。
物をとることができれば、将軍様の最大の功績でしょう。
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【高英煥の眼】北朝鮮遠望 6カ国協議、あす再開
金正日体制延命の手段
北、米の譲歩得るまで時間稼ぎ
毎年十二月になると平壌の政策作成部署は忙しい。その年の事業を決算し新年の課題を立てて金正日総書記の決裁を受けなければならないからだ。忙しいのは金正日総書記も同じだ。山のように積み重なった「提議書」を見ながら、画期的な解決策など盛られていないお決まりの教条主義的で伝統的な対策案に、ため息をつくばかりだ。
食糧難や生活必需品不足で広がる一方の指導者に対する不信感、それに伴う政治的危機、政治的限界から踏み出せない経済的開放・改革、出口の見えない経済沈滞、経済的・財政的手段の欠落で大きく発展できないでいる軍事・国防建設、さらに難しくなりつつある対外環境などが、彼の首を絞めつつある。
新年に発表された恒例の労働新聞など共同社説は、各分野の大きな政策的ワクを描いている。政治的には「金日成主義化綱領宣布三十周年」を大々的に行い、経済的には経済と科学を発展させ、軍事的には「反帝軍事戦線」と「軍事力強化」で米国の軍事行動に備え、対南(韓国)政策では「民族共助」を、対外政策では「核問題の平和的解決」をそれぞれ強調している。
しかしこれはあくまで平壌が打ち出せる最小限の対策であり形式的なものにすぎない。このことは誰よりも金正日総書記自身がよく知っている。しかし平壌にとっての気がかりは内部より外部にある。
米国はアフガニスタンとイラクで大きな軍事的成果を収め、その米国の気勢に押されるようにリビアが手をあげた。米国の敵の一つで北朝鮮の最大の友邦だったリビアのカダフィ大佐が大量破壊兵器の放棄を宣言し、北朝鮮の“友人”に対し“お手本”を示したのだ。同じく「悪の枢軸」であるイランもまた、国際原子力機関(IAEA)の査察を受け入れた。
今や残るのはキューバと北朝鮮だけだが、キューバは米国からは無視されている。ソ連の崩壊で戦略的に価値の落ちたキューバは、カストロのような強力な独裁者が国民を統制し、大量難民が発生しないようにしてくれる方が米国にとっては好都合だ。
となると米国にとっては北朝鮮だけが「残された敵」というわけだ。平壌のストレスはどんなに大きいことか。平壌にとってこの難関突破の道は、核問題をテコに米国を会談に引き出すことしかない。
しかし核を強く使えば米国が北朝鮮問題の根本解決策と考えている「金正日政権除去」への誘惑を与えることになり、弱く使えば米国は「北朝鮮無視政策」をとるだろう。したがって「核カード」の使用はタイミングとその使い方が問題だ。これは芸術的な外交術になる。
金正日総書記は当初、多国間協議には反対だった。朝鮮半島問題に多くの国が介入すれば北朝鮮の外交が複雑になり、南北統一もいっそう遠ざかると考えたからだ。それが六カ国協議を受け入れ、二回目の開催にまでOKを出した。その最大の理由は、多国間協議に反対し続けた場合、平壌や(核施設のある)寧辺に巡航ミサイルが飛んでくるという最悪の事態を避けたいためである。
長過ぎず、また短過ぎない間隔で六カ国協議を開き、最後のテコである「核の代価」として米国から最大の譲歩を得るまで時間を稼ぐ作戦だ。多国間協議が続いている限り米国の軍事行動はないと踏んでいるからだ。
金正日総書記にはこうした選択しかない。それが彼の論理である。しかしこれは結果的に六カ国協議が「平壌の寿命」を延長させる手段になっているということでもある。(韓国・統一政策研究所研究員) ◇
≪高英煥(コ・ヨンファン)氏≫ 1953年、平壌出身。北朝鮮の外交官としてザイールなどに駐在し、駐コンゴ大使館参事官当時の91年に韓国へ亡命した。
http://www.sankei.co.jp/news/040224/morning/24pol002.htm
これは メッセージ 1 (mitokoumon_2002 さん)への返信です.