産経抄>2月15日
投稿者: sofiansky2003 投稿日時: 2004/02/15 20:46 投稿番号: [106972 / 232612]
「拉致事件は北方領土問題なら仮に二島(歯舞・色丹)が返還されたのと同じ。半分解決した錯覚を受けるが領土全体ではわずか7%。匂い始めた梅の花で言えば一分咲き以下だ」。一週間前の「北方領土の日」にこう話した人がいる。
▼「大山鳴動して…」、案の定、平壌での日朝政府間協議からは表向き、鼠一匹出なかった。逆に北朝鮮は日本独自の経済制裁を可能にする改正外為法の成立を「強い口調で批判した」という。五人だけの拉致被害者の家族帰国問題の最終決着さえ北はゴネている。
▼「経済制裁先延ばしを狙った時間稼ぎとしか思えない。何のために日本を呼びつけたのか」。拉致家族連絡会の増元照明さんの怒りがそのまま北の本音なのかもしれない。ともあれ金王朝存続の金ヅル切断の危機への焦りがあらわになったことは成果だった。
▼最近見たドイツ映画「九〇〇〇マイルの約束」は全体主義の恐怖を改めて想起させた。第二次大戦でソ連の捕虜になったドイツ兵がシベリアの真冬の強制労働収容所から脱出しユーラシア大陸を横断して逃亡数年、命からがら祖国に生還したという「実話」だ。
▼官憲に追われ過酷な自然を這(は)いずり回る壮絶な逃避行はいやでも「脱北者」たちの苦難とダブる。同時にシベリアより厳しい「凍土の国」で脱出もできずにいるのが拉致被害者たちだ。日本まで五百キロ(約三一〇マイル)ほどの距離が九〇〇〇マイルより遠く感じることだろう。
▼明日は金正日総書記の六十二歳の誕生日だが、近年、国民への祝賀の施しは消えた。梅も見ごろの月末の六カ国協議での「拉致協議継続」は微妙だが、体制継続にも火がついている。「四島一括返還」と同様、あくまで拉致「満開」決着への圧力継続が肝要だ。
http://www.sankei.co.jp/news/column.htm
これは メッセージ 1 (mitokoumon_2002 さん)への返信です.
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