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「ウラン濃縮施設」存在めぐり、なお対立

投稿者: sofiansky2003 投稿日時: 2004/02/08 05:19 投稿番号: [105535 / 232612]
6カ国協議   「ウラン濃縮施設」存在めぐり、なお対立

北の否定続けば米、PSI発動も
  【ワシントン=樫山幸夫】北朝鮮の核開発をめぐる六カ国協議が今月二十五日から北京で開かれるが、米国と北朝鮮によるこれまでの水面下の折衝で、一定の進展はあったものの、双方の間には依然、多くの隔たりが残されている。北朝鮮に与える「安全の保証」をめぐる見解の相違に加え、北朝鮮が放棄する核施設にウラン濃縮施設が含まれるかどうかでの対立も続いている。今回の協議で決着または実質合意にいたる公算は小さいとみられ、協議が不調に終わった場合、米国は強硬方針へ移行する可能性が強い。

  米朝間のもっとも深刻な対立点は、ウラン濃縮施設をめぐる問題。米国は北朝鮮が核施設放棄に同意した場合、廃棄対象となる施設に当然、ウラン濃縮施設が含まれるという考えだが、北朝鮮はウラン濃縮施設の存在そのものを否定している。

  北朝鮮の核をめぐる現在の危機は、一昨年秋に、米国が北朝鮮のウラン濃縮計画を察知したのがきっかけだった。北朝鮮は当時、米国がその事実をつきつけたのに対し、存在を明確に認めたが、その後は否定に転じた。米国の専門家チームがさきに北朝鮮を訪問、寧辺の核施設を視察した際、金桂寛外務次官も「そうした能力も、専門家も持たない」と述べてあらためて否定している。

  米国は、施設の存在を否定することによって廃棄対象から逃れ、将来、ひそかに計画を進めようというのが北朝鮮の意図とみており、あくまでも北朝鮮に存在を認めさせたい構えだ。

  しかし、この問題については、中国政府も昨年暮れ以来、北朝鮮の主張に同調する姿勢をみせており、今回の協議の場で、議長国として北朝鮮を支持するようなことになれば、協議が紛糾するのは必至。中国は現時点でもなお、北朝鮮寄りの姿勢を維持しているといわれ、米国は中国の出方を強く懸念している。

  一方、「安全の保証」をめぐっては、米側が「侵略する意図を持たない」などといったやわらかい表現を主張している。これに対し、北朝鮮側は、「侵略しない」など、より強い明確な表現を求めて、なお歩み寄りの気配がみえず、難航は必至だ。

  ただ、米朝の水面下での折衝を通じて、一定の前進もみられ、北朝鮮は、「安全の保証」の署名に関して、各国首脳ではなく、六カ国協議の代表による署名を受け入れることに同意したという。北朝鮮はすでに、核廃棄と「安全の保証」などを同時に行うという「同時行動方式」にはこだわらない姿勢も示しており、米国側もこれを受けて譲歩。「北朝鮮の核放棄がすべてに優先する」という従来の強い方針から「同時行動方式」に近い「調整された行動方式」を打ち出している。

  米国は、今回の協議で、完全合意にはいたらなくとも、解決のメドだけでもつけたい考えだが、協議が何ら実りなく終わった場合は強硬方針に移行することを検討している。

  その場合、とりあえずPSI(大量破壊兵器拡散防止構想)を発動、北朝鮮を対象とした大量破壊兵器、麻薬、偽札の取り締まりを強化する方針といわれる。
http://news.goo.ne.jp/news/sankei/kokusai/20040208/KOKU-0208-01-02-40.html
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