>教育の巨悪
投稿者: aoiparrot01 投稿日時: 2004/01/20 20:55 投稿番号: [102482 / 232612]
prefgovernorさん、どうもありがとうございました。
>米・英(蘭)・仏・中国の覇権主義者たちが日本国・日本人を恐れて、正しい真実の歴史教育を「封じ手」としてきているのだと感じます。
元はそうであったと思いますが、今となっては日本が先行して日本悪玉論をエスカレートさせていると思います。
下世話な好奇心だけを刺激するようなイメージ操作が繰り広げられ、
「我々の父祖は極悪非道であった。 その原因は、つまるところ日本人の民族性にあり、いつもその事を自覚しなければ、過去の残虐行為を繰り返すであろう」
と、刷り込むことが目的の全てであるようにしか思えないのです。
そして可哀想なことに、子供達はもはや戦中派すら知らない年代になっています。 私の世代のように明治の人とじかに接した経験のある人間と違って、疑おうにも実体験がゼロなのです。
近現代史を教える時に、現在の価値観で物事の是非を問うても無意味です。
当時の価値観、当時の政治情勢の中で日本をどう動かせばもっと上手くいったのか、自由に考えられるような授業が出来ないものでしょうか。
現場の教師は、どう思っておられるのでしょうか。
国際政治学者の猪口邦子さんが国際政治と生涯関わっていこうと決意するきっかけを描いた「パール・ハーバー」というエッセイがあります。 ちょっとだけ紹介させて下さい。
猪口邦子さんがブラジルのアメリカンスクールに通っていた時のことで、小学校6年の歴史の授業の話です。
アメリカの教科書ではパールハーバーがまるで悪魔の仕業のように書かれていて、クラスでたった一人の日本人生徒である彼女は、その授業の日が来るのを怯えながら暮らしていました。
いよいよその日が近づいてきます。 彼女はいっそ仮病をつかって学校を休もうと思い、前の晩、喘息と腹痛の演技で母親を騙しにかかります。
(以下引用)
ただ一つ最後まで気になって、なかなかねつくことが出来なかったのは、世界史の先生の事だった。 その先生は見えない魔法のつえを持っていて、授業がはじまると、いつの間にか教室全体にむかしの世界が広がっていた。
私はその先生が大好きだった。 パール・ハーバーの授業を休んだら、先生はどう思うだろう・・・・。 いろいろ迷った末、やっぱりスクール・バスに乗っていこうと思ったのだった。
世界史の教室にはいる。 足ばやに自分の席に向かう私に、「ハーイ、クニコ!」と先生は声をかけてくれた。 その声の明るさに、かえって私の心は緊張した。
授業がどう始まったのか、覚えていない。 私はまるで石のように微動だにせず、教科書のそのページを開いたまま、下を向いていた。 緊張のあまり、 周囲から音が消えてしまったかのようだ。
先生が黒板に何かを書いている・・・日本の石油の割合だ・・・おや・・・教科書にそんなこと書いてあったっけ・・・。先生の声が耳にもどって来る。 先生はどんどんしゃべっていく。
日本の資源のとぼしいこと、 発展するために外国から資源を輸入しなければならないこと、しかし、欧米諸国は、アジアの国が発展し過ぎることは許せないと思っていたこと、そこで、日本の資源輸入を困難にしていったこと・・・しかもなんとアメリカは、実は、欧州戦に参加するきっかけをつかもうとしていたこと。 ・・・違う! 教科書とまったく違うことを先生は授業でしゃべっている!
先生はたった一人のためにその授業をやってくれたのだった。
戦争には、たくさんの原因がある、と先生はいった。 戦争だけでなく、国と国との間の事件には必ず複雑な背景がある。 それを簡単に一方だけに原因があるかのように決めつけてしまうのは、歴史に対する暴力だ!と先生は授業を閉じた。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
日本の小学校でこれだけの授業をしてくれる先生はいるのでしょうか。
ちょっとズレますが、国としてのアメリカを警戒することがあっても、やはりアメリカに一目おいてしまうのは、アメリカにはこういう個人が存在するからなのです。
>米・英(蘭)・仏・中国の覇権主義者たちが日本国・日本人を恐れて、正しい真実の歴史教育を「封じ手」としてきているのだと感じます。
元はそうであったと思いますが、今となっては日本が先行して日本悪玉論をエスカレートさせていると思います。
下世話な好奇心だけを刺激するようなイメージ操作が繰り広げられ、
「我々の父祖は極悪非道であった。 その原因は、つまるところ日本人の民族性にあり、いつもその事を自覚しなければ、過去の残虐行為を繰り返すであろう」
と、刷り込むことが目的の全てであるようにしか思えないのです。
そして可哀想なことに、子供達はもはや戦中派すら知らない年代になっています。 私の世代のように明治の人とじかに接した経験のある人間と違って、疑おうにも実体験がゼロなのです。
近現代史を教える時に、現在の価値観で物事の是非を問うても無意味です。
当時の価値観、当時の政治情勢の中で日本をどう動かせばもっと上手くいったのか、自由に考えられるような授業が出来ないものでしょうか。
現場の教師は、どう思っておられるのでしょうか。
国際政治学者の猪口邦子さんが国際政治と生涯関わっていこうと決意するきっかけを描いた「パール・ハーバー」というエッセイがあります。 ちょっとだけ紹介させて下さい。
猪口邦子さんがブラジルのアメリカンスクールに通っていた時のことで、小学校6年の歴史の授業の話です。
アメリカの教科書ではパールハーバーがまるで悪魔の仕業のように書かれていて、クラスでたった一人の日本人生徒である彼女は、その授業の日が来るのを怯えながら暮らしていました。
いよいよその日が近づいてきます。 彼女はいっそ仮病をつかって学校を休もうと思い、前の晩、喘息と腹痛の演技で母親を騙しにかかります。
(以下引用)
ただ一つ最後まで気になって、なかなかねつくことが出来なかったのは、世界史の先生の事だった。 その先生は見えない魔法のつえを持っていて、授業がはじまると、いつの間にか教室全体にむかしの世界が広がっていた。
私はその先生が大好きだった。 パール・ハーバーの授業を休んだら、先生はどう思うだろう・・・・。 いろいろ迷った末、やっぱりスクール・バスに乗っていこうと思ったのだった。
世界史の教室にはいる。 足ばやに自分の席に向かう私に、「ハーイ、クニコ!」と先生は声をかけてくれた。 その声の明るさに、かえって私の心は緊張した。
授業がどう始まったのか、覚えていない。 私はまるで石のように微動だにせず、教科書のそのページを開いたまま、下を向いていた。 緊張のあまり、 周囲から音が消えてしまったかのようだ。
先生が黒板に何かを書いている・・・日本の石油の割合だ・・・おや・・・教科書にそんなこと書いてあったっけ・・・。先生の声が耳にもどって来る。 先生はどんどんしゃべっていく。
日本の資源のとぼしいこと、 発展するために外国から資源を輸入しなければならないこと、しかし、欧米諸国は、アジアの国が発展し過ぎることは許せないと思っていたこと、そこで、日本の資源輸入を困難にしていったこと・・・しかもなんとアメリカは、実は、欧州戦に参加するきっかけをつかもうとしていたこと。 ・・・違う! 教科書とまったく違うことを先生は授業でしゃべっている!
先生はたった一人のためにその授業をやってくれたのだった。
戦争には、たくさんの原因がある、と先生はいった。 戦争だけでなく、国と国との間の事件には必ず複雑な背景がある。 それを簡単に一方だけに原因があるかのように決めつけてしまうのは、歴史に対する暴力だ!と先生は授業を閉じた。
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日本の小学校でこれだけの授業をしてくれる先生はいるのでしょうか。
ちょっとズレますが、国としてのアメリカを警戒することがあっても、やはりアメリカに一目おいてしまうのは、アメリカにはこういう個人が存在するからなのです。
これは メッセージ 102397 (prefgovernor さん)への返信です.