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国税庁は一万人の人員削減をするべきだ

投稿者: UP5CH6 投稿日時: 2004/05/17 10:10 投稿番号: [4683 / 52541]
  今日の朝日新聞に、国税総合管理(KSK)システムの記事があった。内容は、システム方式の見直しで、現行の、文具メーカー(文祥堂)を元請けに6社の下請けというITゼネコン方式を改め、発注管理会社を設立して、競争入札を行うと言うものだそうだ。

  システムの発注を、文具メーカーに随意契約で一括発注するという方式を10年間を改めなかった行政にはあきれるばかりだが、この問題は発注システムにあるのではない。問題は、国税総合管理システムの目的が、税の取りこぼしを防ぐことが目的だということだ。

  民間では、コンピューターの導入は合理化がその目的であり、生産性が向上しなければ何も意味はない。とすれば、国税庁はこのシステムで、税の取りこぼれの総額が、開発経費を上回る税収があるか、または、国税職員の人員削減による人件費の抑制がなければいけない。いわゆるリストラクチュアリングである。

  当初の開発費は、300億円から400億円で96年に完成の見込みであったが、完成は2003年で、開発経費は、3200億円。これにランニングコストが年500億円。2年間の稼動で、累計事業費は4500億円になっている。

  これからすると、国税庁の導入目的である税の取りこぼしは、ランニングコストが500億円だから、最低、これと同額の税収がなければならない。しかし、現実に税の取りこぼし額の推計などはないだろうし、年500億円の増収はありえないだろう。現実としてIT技術の導入は、リストラクチュアリングが主目的であり、行政府の仕事からすれば、間接人件費である人件費を抑制することで生産性を求めるべきだろう。

  とすると、ランニングコスト500億円に、職員の支払給与を年800万円として、約6250人の人員削減が必要だ。また、開発費の3200億円を10年で償却するとして、1年間3200億円の予算削減をしなければならず、これを人件費で行えば、年平均4000人の人員整理が必要になる。ということは、現行の国税庁の職員は57000人であるから、約16%の人員削減をしなければならない。

  問題は発注方式ではなく、生産性の向上を目的とするリストラクチュアリングをしているかどうかであり、経済原則に即した結果責任を求めなければならないということだ。発注方式を、文具メーカーから、PM会社に移管したとして、結局は、随意契約という点はかわらないのであり、その会社株主が、官僚で握られたら、文具メーカーよりも性質が悪いものとなる。

  批判する側が、問題のポイントがずれていれば何もならないし、ただ政府の広報でしかない。メディアは、問題点を理解しているものが記事を書くべきであり、ステレオスピーカー的な記事を書くべきではない。即刻、国税庁の人員削減を求めるべきである。
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