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朝日新聞販売店の労働争議その2

投稿者: michirouX 投稿日時: 2007/09/06 19:29 投稿番号: [38063 / 52541]
兵庫県西宮市に本部がある、朝日新聞西宮販売(株)。同市には、は、1987年に襲撃事件で記者が死亡した朝日新聞・阪神支局がある(撮影:黒藪哲哉)   わたしがこの解雇事件を取材することにしたのは、単に新聞販売業界における合理化問題に疑問を感じていたからだけではない。

  新聞社が経営に直接関与する、一部販売店の実態を知りたいと思ったからである。

  街のあちこちに「ASA」や「YC」などの看板を出した新聞販売店がある。一般的にはあまり知られていないが、これらの中には、新聞社の直営店や、新聞社が経営陣を送り込んでいる販売店がある。

  いわゆる「販売会社」と呼ばれるもので、複数の販売店(店舗)を保有していることが多い。

  朝日新聞西宮販売(以下、西宮販売)もそんな販売会社である。朝日新聞本体が直接、経営陣3人を送り込み、西宮市常磐町に本社を構え、兵庫県の西宮市や芦屋市などを中心とする地区において、12の新聞販売店(ASA)を経営している。日本でも有数の大規模な販売会社である。

組合を結成する

  西宮販売の労働組合は2004年の8月、鎌田さんを委員長として7名で結成された。労組の正式名称は西販自立・自由・連帯労働組合。

  鎌田さんは立命館大学の時代に学生運動をやっていたこともあり、労働問題には詳しかった。販売労働者がほとんど組織されていない新聞業界の中で、販売関係者の組合の立ち上げは異例だった。

  鎌田さんらは、次々と販売現場の労務改善に取り組んだ。その結果、例えば有給休暇を自由に取れるようになった。残業代金の未払いも支払わせた。

  さらにパートの就業規則を作成するための取り組みを進めていた。と、言うのも慶弔規定があるにもかかわらず、パート社員の場合、親が死のうが、兄弟が死のうが欠勤扱いになってしまうからだ。鎌田さんが解雇されたのは、この就業規則改訂の作業が大詰めを迎えていた時期だった。

  組合活動が経営陣の神経を逆なでして解雇したのかも知れない。表向きの理由は業務命令違反であるが。
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