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「父の汚名をそそぎたい」

投稿者: kotori1224 投稿日時: 2003/07/08 16:33 投稿番号: [1755 / 52541]
●「父の汚名をそそぎたい」

東京地裁で七日平からタ「百人斬り」訴訟の第一回口頭弁論で、向井敏明少尉の二女で原告の田所千恵子さんが意見陳述し、「『百人斬りが真実ならどんなことでも耐えますが、うそなので。汚名を着せられ、歴史に残るのは残念』と訴えた。
父親が無実を訴えながら処刑された後、田所さんは昭和23年、千葉にあった祖母と祖父の家に預けられた。周囲の人が「あの子は戦犯の子供」とささやく言葉を耳にし、祖母に「戦犯て何?」と尋ねて困らせたこともあったという。

周囲が一気に波立ったのは、結婚後の昭和46年、朝日新聞の本多勝一元編集委員が執筆した「中国の旅」が連載されてから。記事は、翌年、同社から単行本として出版された。家庭では口論が毎晩絶えなくなり、次第にうまくいかなくなった。夫は、会ったこともない向井少尉を悪く言い、「人殺しの娘」呼ばわりされて、ついに離婚を決意した。
職場でも「戦争だったから仕方ないですよね」としばしば励まされた。「百人斬り」が事実であると言う前提の言葉に。逆に傷つけられた。マスコミへの恐怖と失望を抱き、「戦犯・南京事件・抗日」といった言葉には常に過敏に反応してしまう。気持ちを張り詰めた生活が続き、今も心穏やかに過ごせる場所はないままだ。
「中国の旅」の文庫本では、実名表記がイニシャルに改められているが、「周りのほとんどの人が誰のことか知っていますし、注釈では『捕虜を据えものきりする虐殺競争をした』とますます残虐な人間に描かれている。本田さんはどこまで私たちを侮辱するのか」と声を震わせた。裁判長に「遺族にとってこの裁判は最初で最後の機会。公正な裁判を信じ、父たちの汚名をそそぎ、精神的苦痛から解放されることを願っています」と訴えた。



さてさて、それでは、訴えられた朝日たちの弁解はこちらです。


●「名誉毀損あたらぬ」

昭和12年の南京戦で旧日本軍の2将校が日本刀で殺人ゲームとされる「百人斬り」報道をめぐり、遺族が信憑性に乏しい報道、出版で名誉を傷つけられたとして、毎日新聞社(当時、東京日日新聞社)、朝日新聞社柏書房の三社と元朝日新聞編集委員の本多勝一氏に総額1200万円の賠償と出版差し止めを求めた訴訟の第一回口頭弁論が七日、東京地裁(土肥章大裁判長)で開かれ、四被告とも争う姿勢を示した。

毎日新聞社は昭和12年の記事について、「非戦闘員や捕虜を殺害したと書いたなら名誉毀損だが、正規軍間の戦闘関係を報じたもので、名誉毀損にはならない」とした上で、約66年が経過し「原告の請求権は消滅している」と主張。
「捕虜や民間人の虐殺」と報じた他の被告と審理を分離するよう求めた。

朝日新聞は、出版物ではニ将校をイニシャルで表記しており、「本人を特定できない」と主張。さらに、遺族の名誉を毀損するという主張の根拠を示すよう原告側に求め、その上で反論を行うとした。
  朝日新聞の記事を執筆し、平成11年に柏書房が出版した「南京大虐殺否定論の13のウソ」の執筆にも加わった本多氏側は「あらゆる角度から名誉毀損にはなり得ない」と主張。柏書房も争う姿勢を示した。
一方、原告側は請求額を三千六百万円に増額。
意見陳述では、故向井敏明少尉の二女、田所千恵子さんが今も名誉回復が図られない無念さを訴えた。


産経新聞より。
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