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>ゴータ綱領批判 ・・・これだよ

投稿者: kohitsujinotomo 投稿日時: 2003/07/01 09:27 投稿番号: [1671 / 52541]
2003,06,27
「ヨーロッパを妖怪が徘徊(はいかい)している」。この有名な書き出しも忘れられつつあるのかもしれない。「共産主義という妖怪が」と続く『共産党宣言』(マルクス、エンゲルス著)である。世に出たのが1848年だった。
『宣言』を借りて「日本を妖怪が徘徊している。マニフェストという妖怪が」と言いたくなるほど「マニフェスト」という言葉をこのごろよく聞く。小泉首相は「公約のことなんでしょう」と突き放していたが、もう少し積極的な意味が込められている。
「公約という言葉にはうんざりだ」「きれいごとを並べたむなしい掛け声にすぎない」。公約に付きまとうそんな思いを一掃しようというねらいである。実施時期や財源まで示した政策を掲げ、政権獲得後の実行を国民に約束する。その中身がマニフェストだ。
『共産党宣言』の「宣言」の原語は「マニフェスト」である。かつては、単に「マニフェスト」といえば『共産党宣言』意味するほどだった。このごろ『マニフェストの徘徊』はあっても、本家の『宣言』はほとんど顧みられることない。
『宣言』の継承者と見られる日本共産党はといえば、目下「綱領」の改定作業に忙しい。「綱領」というと重々しいが、英語やドイツ語でいえば「プログラム」という日常語だ。少しは軽くなる。こちらは外来語のほうが親しみやすいかもしれない。
マルクスの『ゴータ綱領批判』には、こんな一節がある。「現実の運動の一歩一歩は、一ダースの綱領よりも重要です」。どの政党にもかみしめてほしい言葉だ。
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