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興味は尽きない“福岡2区”れぽーと②

投稿者: sos_nippon 投稿日時: 2005/03/12 08:57 投稿番号: [14708 / 52541]
つづき

さわやかなテニスボーイのイメージで売り出した古賀潤一郎氏(46)は、一昨年十一月の総選挙で山崎氏との接戦を制し初当選した。が、選挙公報に載せた米大学卒業の経歴などがうそだったことが判明。ドタバタ劇を繰り広げたあげく、昨年九月に議員辞職。翌月、公選法違反容疑(虚偽事項の公表)で書類送検された。

  起訴猶予処分となった古賀氏は現在、政界関係者との接触も断ち「最近は頭を丸刈りにして(博多の飲食街)中洲で飲んでいるのを見たという人がいる程度」(民主党系福岡市議)で、事実上謹慎状態だが、市民にはやはり事件の記憶は残っている。

  平田氏事務所に近い西鉄平尾駅前で買い物帰りの主婦(56)に聞くと「何でそんなことでうそをついたんやろ。今でも不思議。まあもう顔にはだまされんけんね」とあきれた様子。こうした有権者の感情をあおろうというのか、山崎氏後援会は「なぜ補選になったかよく考えよう」との文書を作り、支持者に配布している。

  民主党陣営としては、すでに同党県連の国会議員や県議らが街頭で学歴詐称事件について謝罪を繰り返しており、今後は平田氏本人を浸透させる方針。千回を目標に「街かどトークラリー」と題した街頭演説は六百回を超えた。知名度では「ゾウとアリ」の戦い(同党関係者)。岡田克也代表ら党の大物を次々と投入して知名度不足を補い「山崎VS平田」ではなく「自民VS民主」の構図に持っていくことが狙いだ。

■早くも情報戦?新たな“疑惑”も

  スキャンダルも飛び出した。平田氏側の選対を指揮する国会議員の過去の選挙費用についての“疑惑”が一部で報道され、民主党本部は調査を始めたが、同党関係者は「早くも情報戦?」と報道の背景を憶測する。

  平田氏は「ハンディキャップがあることを売り物にはしたくない。米国で一からスタートし弁護士として積み重ねてきた実績に注目してほしい」と訴えるが、同氏は今月二日、福岡市内に新しく開通した地下鉄に、元ニュースキャスターで民主党参院議員の蓮舫氏と車いす姿で登場。バリアフリー度を点検するなど“持ち味”は徹底的に生かし切る姿勢で浸透を図る。

■大物には温度差   気合が入らず…

  地元の社民党は自前候補を出せず、民主党を「支持」。一方、自民党と連立与党を組む公明党は「何も決まっていない」(同党県議)との態度だ。党の支持母体が女性問題に敏感で、山崎氏に対する反発が抜けきれないという事情もあるようだ。

  福岡県は麻生太郎総務相ら自民党の大物がひしめき合う。結束すれば山崎氏の強力な援軍となりそうだが、郵政民営化問題をめぐり、“抵抗勢力”筆頭格の古賀誠元幹事長などには微妙な温度差もある。「先日の自民党の集会で古賀氏は、山崎氏支援について『党で決まったことだから』という言葉を何度も繰り返していた。裏返せば気合が入っていないということ」(同党県議)

  「落選したら引退する」と背水の陣の決意を示す山崎氏だが、地元紙の記者は「候補予定者の浸透度はともかく、ここは民主党支持者が相当多い。まったくの混戦状態で先が見えない」と腕を組む。

  冒頭の店長は言う。「余計なことで騒ぎにならん、普通の選挙がよか。もう泥仕合は見たくない」



おわり
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