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『七人の侍』

投稿者: anthoniy_williams 投稿日時: 2009/03/23 22:11 投稿番号: [693 / 768]
いよいよ明日はWBCの決勝である。優勝が日本であれ韓国であれ勝負は時の運、両チームとも優勝に価するチームであったといえることはできよう。

しかし本当の勝者は誰なのか?   それはまさにこの『七人の侍』に描かれているテーマそのものである。


「勝ったのは我々ではない、百姓が勝ったんだ」

黒澤明監督『七人の侍』のラストシーン、七人の侍のリーダーを演ずる志村喬のセリフである。

とにかく侍たちは野武士に勝つには勝った。   しかし侍は仲間を4人失い、勝って何かを得たわけでもなく明日に確かな希望さえもなくただ去り行く存在である。一方、農民には明日も変わらぬ農作業があり地に根を下ろした日常がある。そのたくましく生きる姿を”農民が勝った”と表現したのだろう。   ”侍”は、孤高で誇り高き存在ではあるが刹那的で本当の勝利者にはなりえないということだ。


あるスポーツジャーナリストはこう語る。

「本当の勝者は誰なのかと問えば、それは主催のMLB機構です。MLBのマーケティングがこの大会の意義であり、その意味で日本と韓国が決勝に残ったというのは、選手の品評会としての価値、それにこの2カ国は特に放映権料を高く買ってくれる国なので最高の結果だったでしょう。もともと米国チームはWBCに勝つ必要はないので一流選手は出していません」と


「試合に勝って、勝負に負ける」という言葉がある。

日本は試合ではアメリカに勝ったが、金儲けという勝負では負けてばかりである。
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