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朝鮮通信使 11

投稿者: hendazo04 投稿日時: 2009/05/18 09:25 投稿番号: [307 / 402]
横道が長いと意味がわからなくなる。整理したいので朝鮮通信使の分を終らせてしまおう。

前項にも書いたとおり陸上の旅はおおむね平穏で、参考本の内容は旅程各地での日本側の饗応の詳細が後半のページを占めている。通信使もたいしたことは記録しておらず、相も変わらず日本の町、屋敷、風景の華麗さに驚嘆している。
もう一つだけ紹介しよう。

「通過する大きな村や役所の所在地には、必ず金屏風を張り巡らした庁があって、その前には槍竿が立てられ、後に火縄銃と弓矢などの武具が置いてある。これは今まで通ってきた村々も同じである。三使が乗る懸轎の担ぎ手は各々二十名と定まっており、それぞれ異なった模様の衣服を着て、背が高く壮健な者たちで、十歩くらい毎に絶えず交代して、それが乗っている者にいつ交代したのか分からぬくらいで、少しも停止せず進んでいく。これが朝鮮人であれば、もう交代して担げと喧しく叫ぶところであるが、少しも押しつける気配がない。路上では荷物一つを肩に掛け裸体で疾走する者に度々出会ったが飛脚である。時には多くの日本人が『朝鮮人御用』と書いた木札を差した荷物を、天秤棒一本に通して担いでいくが、飲食物を買ってくるらしい。
また中官、下官が馬上で暑さと疲労で居眠りすると、日本人の従者が着物を引っ張ったり、左右で支えてタバコを勧めたり、店屋で果物を買ってきて食べさせたりする。彼らが職務に勤勉であることを知る』

通信使はなんども日本人の勤勉さと協調精神に驚嘆し、くらべて自国朝鮮人の自堕落さを嘆いているが、これこそが彼と我との文化の違いの象徴であり、その間には渡ることの困難な激流が横たわっているのだ。対馬海流を人は渡れても、その激流は民族の精神文化をきっちりと遮断しているのである。
日本人は、自分が組織の歯車の一個であることを知っている(歯車でない者などいないが)。でも日本の各歯車は、自らが付属している機械全体を想像することができる。懸轎を担ぐ者、果物を買ってくる者、タバコを吸わす者、それぞれが些細であろうと片隅の仕事であろうと、組織全体の一所を担っていることを自覚しているのだ。一所に懸命し、わずかでも貢献することを誇りとする素晴らしい日本の文化だ。大陸人にはこれがない。概して刹那的に目前の利益を追求する。
もっとも、広大な欧州大陸は東西でかなり濃淡がある。その中で極東の半島に住む朝鮮人のそれは特にひどい。
象徴的な実話がある。
十数年前TVの特集で観たのだが、ソウルのある大きな会社のストライキを取材したもの。画面は座り込みシュプレヒコールを上げる社員の闘争姿勢だけでなく彼らの家庭や日常生活をも紹介する密着取材だった。
韓国の労使関係は最悪だ。いろいろやったが要求がきつく妥協ならずとなり、ついに会社は倒産してしまう。で、次の月から失業保険をもらいに行く元社員の姿をTVは紹介する。
要求貫徹のため会社潰しちゃったんだ!!???   ☆\(σ_σ#)ダメじゃん

彼らはジャンプする。空中で奇声を発しながら激しく手足をバタつかせ衆目を集める。しかし、それでいて着地点は畑の肥溜めにドボーン、というパターンが実に目立つ民族だ。後先考えずに飛翔し、着地に失敗するのだ。

閑話休題。通信使にとっても平穏な陸路だがちょっとしたトラブルがあった。それは陸行まもなくの大津で起こった。
「奉使録」では、信使側の食料担当者が、後から来る一行の食事準備のため先行するが、同行の対馬藩の役人に、藩主の宿泊施設の門前を通るのでと、むりやり下馬させられたとする。信使側は激昂し対馬守に関係者の処罰を要求する。その結果を聞くまで一歩も動かないというのだ。
しかし飛脚の往来をしているうちに日が暮れてしまい、結局200名を超える通信使一行は動きが取れず、結局宿泊設備もないところで一夜を過ごしたのである。
なにやってんだ!   対馬藩側は幕府への面子もあるので大いにあわてたが、藩内の誰も処罰されてはいない。このように、一見朝鮮側の高圧的パフォーマンスがやたら騒がしいが、かれらの着地点は春とはいえ朝晩の冷え込む野宿、まさに肥溜めに嵌まったようなものだ。

つづく
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