南京大虐殺・従軍慰安婦強制連行は事実

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慰安婦の被害事実が認定された裁判(2)

投稿者: nukabosi 投稿日時: 2012/05/06 21:56 投稿番号: [27538 / 29399]
(承前)
慰安婦の被害事実(証言を含む)が認定された8件の裁判
http://d.hatena.ne.jp/dj19/20120314/p1

■海南島戦時性暴力被害事件訴訟

地裁と高裁の判決で被害の事実認定が行われた。さらに、PTSDはもとより「破局的体験後の持続的人格変化」というより重い被害事実の認定も行われた。

海南島訴訟   東京高裁判決要旨
http://www.suopei.jp/saiban_trend/ianfu/post_313.html

被害女性は少数民族の黎(リー)族、苗(ミャオ)族の8名(うち2名は係争中に死去)の女性たちで、当時14歳〜19歳の未成年だった。

判決のなかで「以下の事実が認められ,この認定を覆すに足りる証拠はない。」と認定されている被害事実を以下、一部抜粋しておく。

被害者は黄有良さん、当時14歳。

……控訴人黄有良は,架馬村に設営された 日本軍の駐屯地に無理矢理連れて行かれ,駐屯地の中にある日本軍の慰安所に監禁され,毎日性行為を強要されたほか,掃除洗濯などの労働も強いられた。 2,3か月後,控訴人黄有良は,藤橋に移送され,慰安所に入れられた。この慰安所は,部屋には鍵をかけられ,日本軍人が見張っていて逃げ出すことは不可能 であり,控訴人黄有良は,ここで1日2回わずかな食事を与えられながら,ほぼ毎日日本軍人に強姦された。控訴人黄有良は,藤橋の慰安所に1年ほど監禁された。……

被害者は陳亜扁さん、当時14歳。

……控訴人陳亜扁は,14歳の時,村に侵攻して来た 日本軍人に駐屯地に連行されて監禁された。……控訴人陳亜扁は,昼は掃除や炊事の仕事を させられ,夜になると日本軍人に強姦される生活が2,3か月続いた後,藤橋にある慰安所に移送され,その後,元の駐屯地へ戻されたが,その間も,暴力を娠 るわれ,強姦された。控訴人陳亜扁は,日本の敗戦直前に日本軍人の隙をついて逃げ,山の中に隠れたため,日本の敗戦を知らずに,約1か月間山中で生活し, その後村へ戻った……

被害者は譚亜洞さん、当時16,7歳。

……控訴人譚亜洞が監禁されていた部屋は,茅葺きの掘っ建て小屋に間仕切りをしただけの粗末なものであった。 控訴人譚亜洞は,何度か逃走しようとしたが,監視していた日本軍人にすぐに捕まり,そのたびに棍棒で殴られる等の暴行を受けた。控訴人譚亜洞は,各地の駐 屯地の慰安所を移動させられたが,そのうち大村の慰安所に継続して監禁されるようになり,その間日本軍人に強姦された。……


判決ではこのような直接的な暴力の被害だけでなく、日本の軍隊が撤退した後も「慰安婦であったとして周囲の人々から誹訪中傷され,蔑視される」など社会的差別に長年苦しんだこと、さらに、「被害の状況を繰り返し夢に見たり思い出したりして,動悸,恐怖等を覚え」るなどの苦しみが今も持続しているとして、「PTSD」はもとより「破局的体験後の持続的人格変化」というより重い被害事実の認定も行われた。

(1)本件被害女性らに生じている精神的障害

……本件被害女性らのうち,控訴人訒玉民はPTSDに罹患し,控訴人黄有良,同陳亜扁,同譚亜洞,同林亜金及び同陳金玉はいずれも「破局的体験後の持続的人格変化」に罹患していることが認められ,亡譚玉蓮及び亡黄玉鳳はいずれもPTSDに罹患していたものと推認することができる。……

(3)「破局的体験後の持続的人格変化」について

……アメリカ精神医学会の改定診断基準であるDSM-IVによって立つ心的外傷の研究者ジュディス・L・ハーマンは,長期反復性外傷後の 人格の深刻なゆがみを「複雑性PTSD」という新しい名称で捉えているが,それは「破局的体験後の持続的人格変化」と関連する障害である。……「破局的体験後の持続的人格変化」は,持続的であり……対人的,社会的及び職業的な機能の障害に至る……
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