Re: 三島由紀夫
投稿者: shoujouji 投稿日時: 2011/05/01 00:05 投稿番号: [25638 / 29399]
>「神としての天皇のために死んだ特攻隊員」と三島がほざいたのか。
もしそんな考えを持った特攻隊員があったとしたら気の毒ながら
バカ以外の何者でもない。
私は三島の思想に共鳴する者ではないが、貴殿は誤っていると思う。
三島自身は「人間としての義務(つとめ)において」と言っている
ように、天皇を神だとは思っていない。自国の元首を神として奉る
国家に殉じた特攻隊の若者たちを哀れみ、彼らに対して天皇は
「神であらせられるべきだった」と言っているのである。戦争に
負けた後になって掌を返したように、「私が神であるというのは
嘘であり、私を神と思って私のために死んだとすれば無駄だった」
などと言うのは、「人間としての義務」に外れていると言っている
のである。
>敵に対する憎しみが特攻隊員の心を占領していた。
貴殿がそう思うのは自由だが、私はそう思わない。特攻隊員の
多くは天皇を本当に神だと信じてはいなかったとしても、自国の
元首を神として奉るカルト国家に生まれた自分の運命にある種の
諦めを感じつつ、神とされる天皇に殉じることと、自分が生まれた
土地の山河や親兄弟を守ることが同一のことであると無理矢理
自分を納得させて死んでいったのであろう。そのようなことを
若者に強要したカルト国家の為政者に強い憤りを覚える。だから
こそ、神とされた当の本人がしゃあしゃあと「あれは嘘だった」と
言い、それでいて神とされた自分のために(少なくともそのように
納得して)死んでいった特攻隊員を始めとする日本国民に対して
何の責任も感じることなく、一言の謝罪もなしに在位を続けて
天寿を全うした昭和天皇は、「人間としての義務」に外れていた
のである。
これは メッセージ 25636 (unhoo さん)への返信です.
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