南京大虐殺・従軍慰安婦強制連行は事実

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南京事件の背景に関する考察⑨

投稿者: wadatumi_voice21 投稿日時: 2010/11/05 23:25 投稿番号: [23916 / 29399]
国際委員会の要請も無視し、難民区での掃蕩作戦は   凄惨をきわめた。
たとえば、第九師団   第七歩兵聯隊長の日記には
「三日間ニ亘ル掃蕩ニテ約六戦五百ヲ厳重処分ス」と記録されており、
戦闘詳報では   「刺射殺数(敗残兵)六六七〇」   と記録されている。
(資料集「南京城内掃蕩成果表」)

この市内掃蕩は、国際委員会が難民保護にあたっていた「安全区」を
主な舞台として行なわれたため、世界に   広く知られることになった。
日本軍は、青壮年を狩り集め、たとえば、額に日焼けの線があるもの、
靴ずれのあるもの、姿勢のよいもの、眼つきの鋭いもの   などの
いい加減な基準で   「兵士」を選び出し、これを   処刑の対象にした。

この難民区での「掃蕩」については、多数の   国際委員会関係者の
証言が残されているだけでなく、日本軍側の聯隊長や兵士の証言も
記録されており、歩兵第七聯隊の戦闘詳報の   裏づけとなっている。
事件否定論者の一部には、この掃蕩は   戦闘行為の継続なのだから
不法行為ではない、などと主張している者もいる。

だが   実際は、12月12日の時点で   中国軍は戦闘能力を喪失し、
敗走していたのであり、「掃蕩」は   武装を放棄した敗残兵を捕え、
殺害する目的であって、しかも   曖昧な基準で   便衣兵らしき者を
選び出して、裁判にもかけずに   その場で   「処刑」したのだ。
たとえ   敗残兵だったとしても、すでに武器を捨てた者を、収容も
裁判もせず、直ちに殺害するのは   違法であり、非人道的な行為だ。

日本も批准   公布していた   ハーグ陸戦法規条約では
「武器を捨て又は自衛の手段尽きて降を乞える敵を殺傷すること」
を禁じている。武器を捨て   ひたすら死を逃れようとしていた者を
捕縛した場で   すぐに殺害することは、戦闘行為の範疇ではなく、
陸戦法規違反の行為であり、虐殺という部類に   当然入るものだ。

一個聯隊だけの市内掃蕩で6,000名以上の「敗残兵」の殺害が
実行されたことが、公式に記録され、証言で裏づけられている。
否定派の中には   苦し紛れに、便衣兵はゲリラ活動をする者だから
国際法の捕虜としての資格はない   などと主張している者もいる。

しかし、すくなくとも   南京の場合、「便衣兵」が   ゲリラとして
戦闘行動をとっていた事実はなく、戦意を失い、殺されるのを怖れ
隠れていた兵士や、「兵士の疑いのある市民」が   殺害されたのだ。
しかも   その舞台の一部が、「国際安全区の域内」だったのだ。

日本人が、日本人らしさを失っていた   軍国時代に起きた悲劇。
その現実に向き合わなければ、未来に責任を持つことはできない。
歴史を省みることは   自虐でもなければ   恥でもない。
恥だとすれば、事実に背を向けて   歴史を歪曲することだ。
 
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