医学的見地から見たキューバの医療事情
投稿者: nyankotyanndamon 投稿日時: 2009/04/10 07:58 投稿番号: [21116 / 29399]
4.衛生・医療事情一般
(1) はじめに:キューバは共産党一党のみの社会主義国家で、国民は食糧、生活物資の配給制度、医療、教育は基本的に無料で受けられます。住宅は国家が管理している不動産を提供され、原則的にホームレスはいません。 計画経済の不振、又、アメリカによる経済封鎖もあり、厳しい生活状況です。
(2) 衛生事情:カリブ海最大の島国で、面積は日本の本州の半分にあたる約11万1000平方キロメートル、人口は1120万人です。言語はスペイン語。 亜熱帯性海洋気候で、年間平均気温は26度前後、湿度は80%と一年中かなり高く、6月から9月までは紫外線も強く、日中は日陰でも30度を越します。季節は、雨季(5月から10月)と乾季(11月から4月)に分かれ、雨季の雷雨は短時間でも激しく、9月、10月はハリケーン・シーズンです。
ハバナを中心とした都市部での衛生状態は比較的良好ですが、降水量に対応する排水設備や水道管の老朽化により、水の汚染が深刻化しています。地域により断水、給水車による補給さらには、物資不足が続く中でミネラルウオーターも不足することがあります。水道水は石灰成分が高度に含まれ、ランブル鞭毛虫やアメーバの混入情報も新聞などで公開され、沸騰した水道水を使用する指導も行われています。生鮮食料品購入は難しく、栄養バランスの確保に注意が必要です。ハバナ市内でも食卓や食物周囲のハエが目立ちます。
(3) 医療水準:1959年の革命以降、予防医療に積極的に取り組み、母子保健や高齢者事業およびワクチン接種による疾病予防を徹底し、乳幼児死亡率 5.3 、平均寿命77歳、医学校21、医師数71,489 名、病院 213、ポリクリニック498、ファミリードクター診療所14,078 など中南米諸国の中では医療先進国に位置づけられます。キューバ国民の医療費は無料ですが、外国人は有料かつ受診可能な医療施設(ハバナ2施設、バラデロ1施設など)も限られています。受診可能医療機関では、英語は通じますが、医師以外の医療従事者は困難なことがあります。日本語は不可です。歯科診療も受診可能ですが、治療に必要な材料不足で常時希望の治療は望めません。
医療団の海外勤務(輸出)が増加していることから、国内の医師不足および熟練した専門医不足の傾向があり、希望した専門医の診察を受けることが困難なこともあります。医薬品は、ワクチンをはじめジェネリック薬品の独自の開発・生産を活発に行い、アフリカや中南米、アジアの途上国へ輸出しています。キューバ国民は注射器や注射針を含め安価で購入できますが、外国人は、一般的には外国製医薬品(ヨーロッパ製が主)を販売している薬局で購入します。医療機材の不足や治療方法の限界などで、海外へ移送される場合もありますので、海外傷害保険の加入は必須です。
5.かかり易い病気・怪我
(1)急性下痢症、食中毒、肝炎:水道水の汚染や食品衛生、温度管理に原因があり、ジアルジア症は頻度の高い疾患です。赤痢や腸チフスよる感染もみられます。生水や生ものは避け、十分加熱された物を摂るように日々心掛け、手洗いの習慣も必要です。
(1) はじめに:キューバは共産党一党のみの社会主義国家で、国民は食糧、生活物資の配給制度、医療、教育は基本的に無料で受けられます。住宅は国家が管理している不動産を提供され、原則的にホームレスはいません。 計画経済の不振、又、アメリカによる経済封鎖もあり、厳しい生活状況です。
(2) 衛生事情:カリブ海最大の島国で、面積は日本の本州の半分にあたる約11万1000平方キロメートル、人口は1120万人です。言語はスペイン語。 亜熱帯性海洋気候で、年間平均気温は26度前後、湿度は80%と一年中かなり高く、6月から9月までは紫外線も強く、日中は日陰でも30度を越します。季節は、雨季(5月から10月)と乾季(11月から4月)に分かれ、雨季の雷雨は短時間でも激しく、9月、10月はハリケーン・シーズンです。
ハバナを中心とした都市部での衛生状態は比較的良好ですが、降水量に対応する排水設備や水道管の老朽化により、水の汚染が深刻化しています。地域により断水、給水車による補給さらには、物資不足が続く中でミネラルウオーターも不足することがあります。水道水は石灰成分が高度に含まれ、ランブル鞭毛虫やアメーバの混入情報も新聞などで公開され、沸騰した水道水を使用する指導も行われています。生鮮食料品購入は難しく、栄養バランスの確保に注意が必要です。ハバナ市内でも食卓や食物周囲のハエが目立ちます。
(3) 医療水準:1959年の革命以降、予防医療に積極的に取り組み、母子保健や高齢者事業およびワクチン接種による疾病予防を徹底し、乳幼児死亡率 5.3 、平均寿命77歳、医学校21、医師数71,489 名、病院 213、ポリクリニック498、ファミリードクター診療所14,078 など中南米諸国の中では医療先進国に位置づけられます。キューバ国民の医療費は無料ですが、外国人は有料かつ受診可能な医療施設(ハバナ2施設、バラデロ1施設など)も限られています。受診可能医療機関では、英語は通じますが、医師以外の医療従事者は困難なことがあります。日本語は不可です。歯科診療も受診可能ですが、治療に必要な材料不足で常時希望の治療は望めません。
医療団の海外勤務(輸出)が増加していることから、国内の医師不足および熟練した専門医不足の傾向があり、希望した専門医の診察を受けることが困難なこともあります。医薬品は、ワクチンをはじめジェネリック薬品の独自の開発・生産を活発に行い、アフリカや中南米、アジアの途上国へ輸出しています。キューバ国民は注射器や注射針を含め安価で購入できますが、外国人は、一般的には外国製医薬品(ヨーロッパ製が主)を販売している薬局で購入します。医療機材の不足や治療方法の限界などで、海外へ移送される場合もありますので、海外傷害保険の加入は必須です。
5.かかり易い病気・怪我
(1)急性下痢症、食中毒、肝炎:水道水の汚染や食品衛生、温度管理に原因があり、ジアルジア症は頻度の高い疾患です。赤痢や腸チフスよる感染もみられます。生水や生ものは避け、十分加熱された物を摂るように日々心掛け、手洗いの習慣も必要です。
これは メッセージ 21112 (dorawasabi5001 さん)への返信です.