1945年6月9日 施政方針演説 1
投稿者: yominokuni56 投稿日時: 2006/10/17 06:30 投稿番号: [12748 / 29399]
この時点において、沖縄守備隊は壊滅している。
(帝国議会)第87回(臨時会)における
鈴木貫太郎内閣総理大臣の施政方針演説全文
(1945年6月9日)
本日開院式に方りまして特に優渥なる勅語を拜し、洵に恐懼感激の至りであります、御軫念の程を拜察し奉り、私は諸君と共に謹みて
聖旨を奉戴致し聖慮の奉行に邁進致したいと存ずるものであります。
曩に敵の空襲に依りまして畏多くも宮城及び大宮御所が炎上致しましたことは、洵に恐懼に堪へない次第であります、幸に三陛下竝に賢所は御安泰に亙らせられ
天皇陛下には引續き宮城内御座所に於て萬機を臠はせ給ふことは洵に有難き極みであります。
今日帝國は正に肇國以來の重大なる危局に直面致して居るのであります、開戰以來陸に海に空に、皇軍將兵の舉げました戰果は、洵に赫々たるものがあります、又銃後一億國民の努力は、實に並々ならぬものがありますが、此の國を舉げての努力に拘らず、戰局は漸次急迫し、遂に本土の一角たる沖繩に侵寇を見るに至りました、而して沖繩に於ては陸海軍一體の勇戰と、之に協力する官民の敢鬪とにより、敵に多大の損害を與へて居るのであります、此の精忠義烈と不滅の勳功とは、永く青史に記録せらるべきものでありまして、私は之に對し深甚なる敬意を表するものであります、併しながら今日沖繩の戰況は、洵に憂慮すべきものがあります、軈ては本土の他の地點にも敵の侵冦を豫期せざるを得ない情勢に立至つたのでありまして、今こそ一億國民は擧げて此の事態を直視し、毅然たる決意を以て對處せねばならぬ秋となつたのであります。
抑々大東亞戰爭は、宣戰の大詔に明かに示し給はりました通り、當時米英兩國の執つた暴戻なる態度と其の野望とが、帝國の存立を危殆ならしむるに至りましたので、帝國は其の自存自衞を全うし、東亞安定に關する積年努力の成果を維持せんが爲に、已むを得ず起つたのであります、私は多年側近に奉仕して、深く感激致して居る所でありますが、畏き極みながら世界に於て我が
天皇陛下程世界の平和と人類の福祉とを冀求遊ばさるヽ御方はないと信じて居るのであります、萬邦をして各々其の所を得しめ、侵略なく搾取なく、四海同胞として人類の道義を明かにし、其の文化を進むることは、實に我が皇室の肇國以來の御本旨であらせられるのであります、米英兩國の非道は、遂に此の古今を通じて謬らず、中外に施して悖らざる國是の遂行を、不能に陥れんとするに至つたものであります、即ち帝國の戰爭は實に人類正義の大道に基くものでありまして、 斷乎戰ひ拔くばかりであります。
これは メッセージ 12747 (yominokuni56 さん)への返信です.
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