Re: 南京事件の手書き現物史料「未確認問題
投稿者: nannkainosima 投稿日時: 2013/01/17 22:45 投稿番号: [41099 / 41162]
知らない発想を初めて知る時、その発想は変だ、と思いやすいようです。
私の発想について、新たな説明を付け加えるなら、それは大学時代の話になる。
もう40年近く前になるけれども、私は大学で、ひとりの近世古文書解読者を知りました。
どこかの土蔵を壊そうとしたら、たくさんの古文書が出てきた。だから見て欲しい、
と言われて、すっとんで行っては、
目をランランとさせて、
江戸時代の虫食いだらけの、くねくねの筆書き文字はもちろん、
割り箸に墨を付けて書き付けたようなものまで、
おもしろいおもしろいと、読み漁るような人物でした。専門は農村文書でした。
私が知りたいと思ったことを先生に聞くのは、心理的に非常に垣根があったため、
聞くことはできなかったけれど、
私の江戸時代古文書への漠然とした興味は、
江戸時代の、地方の名もなき庶民が、日用でお互いにやりとりした、
これら膨大な「くねくねの筆書き文書」を目にしたことに始まります。
江戸時代には、1、幕政関係・藩政関係の公的文書
2、農村・漁村・都市関係文書
3、産業・交通・商業・貿易関係文書
このような、ほとんどあらゆる分野にわたって、
上から下へのお達し、下から上へ申し上げる文、相互にやりとりする文、
こういう文書が、夥しく残っています。
門外漢の方には、こういう日本的研究の実情が、全く見当もつかないようです。
しかし、近世社会経済史の分野の日常は、こうした庶民の手書き文書の解読です。
だから、井家又一日記その他を検証するに足るだけの文書収集は、これから始まるに違いない。
それにもまして必要なのは、井家又一日記を始め、日本人の証拠文献とされたものの現物調査です。
これが当時の物でないとなれば、偽作は確実であるわけです。
秦郁彦氏の管理下にあるらしい物について、
問題は、どう調査を進めるかでしょう。
これは メッセージ 41098 (koregaka さん)への返信です.
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