志気衰退(3)
投稿者: wadatumi_voice21 投稿日時: 2012/12/25 23:32 投稿番号: [40931 / 41162]
「極メテ悪質ナルモノ多発シアリ」
として、日本軍部自身が
認識していた
犯罪や非行の中でも、とりわけ多発した強姦は、
軍にとって
深刻な問題だった。
相手国民に与える影響も大きく、日本への憎悪と敵愾心を
かきたてるものだ
ということは、自覚されていた。
その唯一の対策が、軍が管理統制する「慰安施設」の設置だけ
というのは、近代軍の考え方としては、やはり次元が低かった
と言わざるを得ない。
前述した陸軍の「軍紀振作対策」には
「主トシテ事変地ニ於テ著意スベキ事項」
として、
次のような
慰安施設にかんする事項が
掲げられている。
事変地ニ於テハ環境ヲ整理シ慰安施設ニ関シ周到ナル注意ヲ
払ヒ、殺伐ナル感情及劣情ヲ緩和抑制スルコトニ留意ヲ要ス
環境ガ軍人ノ心理延イテハ
軍紀ノ振作ニ影響アルハ贅言ヲ
要セザル所ナリ。
故ニ兵営ニ於ケル起居ノ設備ヲ適切ニシ、慰安ノ諸施設ニ
留意スルヲ必要トス。
特ニ
性的慰安所ヨリ受クル
兵ノ精神的影響ハ
最モ率直深刻ニシテ、之ガ指導監督ノ適否ハ志気ノ振興、
軍紀ノ維持、犯罪及性病ノ予防ニ
影響スル所大ナルヲ
思ハザルベカラズ
性的慰安所に対する指導監督の適否が、志気の振興、軍紀の維持、
そして
犯罪及び性病の予防に大きくかかわる
と指摘している。
南京攻略にあたって、日本軍将兵による
中国人女性にたいする
おびただしい数の強姦、強姦殺人が発生したことは、前述のとおり
日本軍自身が認めており、当然のことながら
被害を受けた中国、
さらには
世界中に
知られることとなった。
軍中央は、このことが
相手国の敵愾心をかきたてることを危惧し、
また、性病の大量発生が
戦力を低下させるほどに増加したことで、
戦争遂行に有害である
と認識したのだ。
その対策が、慰安婦動員と
慰安施設整備、指導監督の強化だった。
このことに、当時の
日本軍の特質を
見ることができる。
軍が組織的に慰安所を設けることは、たちまち
全戦線に広がった。
そのため必要となった大量の慰安婦は、朝鮮、台湾などの植民地、
あるいは
占領地から
直接に「調達」
された。
その多くは、「婦人児童の売買禁止に関する国際条約」
が禁じている
21歳以下の未成年であり、換言すれば
軍の管理統制下におかれた
“組織的な強姦”
に
ほかならなかった。
これは メッセージ 40930 (wad**umi_vo**e21 さん)への返信です.
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