Re: 九大生体解剖事件
投稿者: shoujouji 投稿日時: 2012/08/16 19:27 投稿番号: [40321 / 41162]
上坂冬子「生体解剖」事件:B29飛行士、医学実験の真相
海水を血液の代用として使う方法は、すでに第一世界大戦当時
ドイツで開発されており、読んで字のごとく血液の代わりに
海水をイリゲーターで注入すればよい。
県立九州歯科大学の非常勤講師となった貫文三郎は、事件当時
九大で薬理学の助教授をつとめ、早くから海水の代用血液の研究を
手がけて独自の実験装置カルジオタンブールを考案し、飛巣が
大学院生のころ、彼にこの原理を指導した人である。
喜寿を迎えた貫は、海水の代用血液について次のように明確に
説明していた。
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-普通、血液に含まれる塩分は0.8%、海水の中に含まれる塩分は
3.35%だから、大さっぱにいうと海水を4倍に薄めれば互いの
浸透圧が等しくなって難なく混合する。応急の場合これを100cc
から200ccくらい注入すると、数時間は血圧の保持に役立つ。ただし
海水には血液中のコロイドに匹敵する粘りがないためすぐに排泄される
弱点があり、少しでも流出を防ぐために、第一次世界大戦のころは
アラビア糊を混ぜてどろりとさせた。具体的にはまず沖に出て海水を
採取し、4、5回綿で濾過したのち1時間ほど蒸気を当てて消毒し、
4倍に薄めて塩分0.8%にしたもの100ccに対して0.2グラムの澱粉を
混ぜ、37度の温度にして使用する。また海水のほかに動物の血液を
人間に注入できないか、などの研究も行われ、馬が比較的難が少ない
ということで、あるとき九大で患者に実験した。原理的に不都合は
ないにもかかわらず、患者の顔面が紅潮したため、危険を感じて
中断したが、これが刺激療法になったのか、このあと患者は快方に
向かった
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。
「海水が代用血液として使えることは当時すでに定説になって
いましたから、わざわざ人体実験する必要などなかったのですが、
臨床医としてはその効果と限度を実際に自分の目で確かめたかった
んでしょうね」
と貫は淡々とした口調で述べるのであった。
これは メッセージ 40320 (nya**otyan*dam*n さん)への返信です.
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