歩兵第三十八連隊戦闘詳報
投稿者: nyankotyanndamon 投稿日時: 2012/01/19 11:32 投稿番号: [38267 / 41162]
歩兵第三十八連隊命令
十二月十一日午前四時
於王庄
一.支隊当面の敵は尚頑強に抵抗し京滬鉄道線路に沿う交通路を保持せんことを勉めつつあり
師団は盆路口(堯化門西南方約四粁)孝陵営(中山門西方約四粁)に亘る線に進出し本早朝を期し南京城に突入を企図しつつあり今や敵の退路は玄武湖北端の和平門以西及西門に過ぎず支隊は歩兵第三十三連隊大一大隊(−1)及独立軽装甲車第八中隊を配属せられ本十一日一部を以て京滬鉄道に添う要点を攻略し主力を以て下関南京西北約六粁の敵の退路に殺到せんとす
歩兵第三十八連隊第二大隊(−5)午前八時現在地を出発盆路口−馬園(盆路山北方約2粁千家営馬園西方4粁)を経て和平門方向に進出し敵の退路を扼止する筈
歩兵第三十八連隊大一大隊(第一中隊欠)は当面の敵を駆逐したる後和平門方向に進出し当連隊の第二大隊と共に下関方向へ進出に勉る筈
二.歩兵第三十八連隊(−Ⅱ迫撃砲小隊を属せらる)は本十一日払暁より当面の敵に対し攻撃を再興し速やかに京滬鉄道に添う交通線を確保し爾後下関方向へ転進を準備せんとす
堯化門付近進出の為其の重点を左大隊方面に保持す
三.第三大隊(−K速射砲中隊を属す)は一部を以て馬園南方高地より其の西北方稜線より守備せしめ主力を以て仙鶴門鎮−堯化門以東の地区より当面の敵を攻撃し堯化門駅東北方高地に至り進出すべし
四.第一大隊(第四中隊欠歩兵砲一小隊欠速射砲一小隊を属す)は左第一線となり仙鶴門鎮−堯化門道以西の地区より前面の敵を攻撃し堯化門北方高地(五万分図上銀吼山)及其の東方要点の線に進出すべし
五.歩兵砲中隊(一小隊を欠)は現陣地に在りて払暁より主力を以て左第一線一部を以て右第一線戦闘に協力すべし
六.陵大隊は午前七時迄に攻撃を準備し砲兵大隊の協力の許に攻撃前進するものとす
攻撃前進の時期は午前八時と予定するも別命ず
七.第十二中隊(一小隊欠)第四中隊(一小隊欠)は予備部隊となり午前七時三十分迄に五万分の図上新庄西方約六〇〇米の高地に至るべし
八.迫撃砲小隊は左第一線戦闘に協力する如く午前七時迄に新庄に到着すべし但し可成速やかに連絡者王庄に於いて連隊本部に差し出すべし
第四中隊(一小隊欠)第十二中隊は予備隊となり午前七時三〇分迄に新庄に至るべし
九.砲兵大隊は主力を以て連隊攻撃に協力し堯化門攻略後千家営方向に転進する筈
十.歩兵第十五中隊は旅団の予備隊となり仙鶴門鎮北方無名部落に至るはず
十一.連隊所属の大行李は仙鶴門鎮付近に於いて待機しあるべし
十二.余は午前七時新庄西方独立高地に在り
十三.通信班は第一戦両大隊竝旅団司令部かんに電話連絡すべし
十四.余は午前七時予備隊の位置に在り爾後第二中隊の正面に至る
連隊長 助川大佐
於王庄
一.支隊当面の敵は尚頑強に抵抗し京滬鉄道線路に沿う交通路を保持せんことを勉めつつあり
師団は盆路口(堯化門西南方約四粁)孝陵営(中山門西方約四粁)に亘る線に進出し本早朝を期し南京城に突入を企図しつつあり今や敵の退路は玄武湖北端の和平門以西及西門に過ぎず支隊は歩兵第三十三連隊大一大隊(−1)及独立軽装甲車第八中隊を配属せられ本十一日一部を以て京滬鉄道に添う要点を攻略し主力を以て下関南京西北約六粁の敵の退路に殺到せんとす
歩兵第三十八連隊第二大隊(−5)午前八時現在地を出発盆路口−馬園(盆路山北方約2粁千家営馬園西方4粁)を経て和平門方向に進出し敵の退路を扼止する筈
歩兵第三十八連隊大一大隊(第一中隊欠)は当面の敵を駆逐したる後和平門方向に進出し当連隊の第二大隊と共に下関方向へ進出に勉る筈
二.歩兵第三十八連隊(−Ⅱ迫撃砲小隊を属せらる)は本十一日払暁より当面の敵に対し攻撃を再興し速やかに京滬鉄道に添う交通線を確保し爾後下関方向へ転進を準備せんとす
堯化門付近進出の為其の重点を左大隊方面に保持す
三.第三大隊(−K速射砲中隊を属す)は一部を以て馬園南方高地より其の西北方稜線より守備せしめ主力を以て仙鶴門鎮−堯化門以東の地区より当面の敵を攻撃し堯化門駅東北方高地に至り進出すべし
四.第一大隊(第四中隊欠歩兵砲一小隊欠速射砲一小隊を属す)は左第一線となり仙鶴門鎮−堯化門道以西の地区より前面の敵を攻撃し堯化門北方高地(五万分図上銀吼山)及其の東方要点の線に進出すべし
五.歩兵砲中隊(一小隊を欠)は現陣地に在りて払暁より主力を以て左第一線一部を以て右第一線戦闘に協力すべし
六.陵大隊は午前七時迄に攻撃を準備し砲兵大隊の協力の許に攻撃前進するものとす
攻撃前進の時期は午前八時と予定するも別命ず
七.第十二中隊(一小隊欠)第四中隊(一小隊欠)は予備部隊となり午前七時三十分迄に五万分の図上新庄西方約六〇〇米の高地に至るべし
八.迫撃砲小隊は左第一線戦闘に協力する如く午前七時迄に新庄に到着すべし但し可成速やかに連絡者王庄に於いて連隊本部に差し出すべし
第四中隊(一小隊欠)第十二中隊は予備隊となり午前七時三〇分迄に新庄に至るべし
九.砲兵大隊は主力を以て連隊攻撃に協力し堯化門攻略後千家営方向に転進する筈
十.歩兵第十五中隊は旅団の予備隊となり仙鶴門鎮北方無名部落に至るはず
十一.連隊所属の大行李は仙鶴門鎮付近に於いて待機しあるべし
十二.余は午前七時新庄西方独立高地に在り
十三.通信班は第一戦両大隊竝旅団司令部かんに電話連絡すべし
十四.余は午前七時予備隊の位置に在り爾後第二中隊の正面に至る
連隊長 助川大佐