防疫給水部業務詳報
投稿者: nyankotyanndamon 投稿日時: 2010/01/03 14:11 投稿番号: [30484 / 41162]
第二防疫給水班
調整官陸軍軍医大尉 瀬戸○○
南口鎮付近戦闘業務詳報 第二防疫給水班
一.戦闘前に於ける状態
(一)兵団は八月一日北苑の敵を武装解除するや八月二日夕西苑付近に集結
し爾後主力を以て西苑付近に在りて北平を監視し且戦力の恢復に努ると
共に一部を以て南口鎮方面の敵情地形を捜索せしむ
(二)第二防疫給水班は八月一日部隊に跟随途中散水自動車を以て給水しつ
つ清河鎮北方三叉路に至り該所にに手押濾水機濾水場を開設同所に露営
し各部隊の給水に任じ八月三日兵団と共に西苑に至り爾後八月八日迄同
地に駐留各部隊の給水に任ず此の間給水関係事項左の如し
(1)水源
初期(八月三日)西苑兵営街第三七師司令部後第一号井戸後期(八月
四日以降)玉泉山山麓小流
(2)給水法
散水車を以て運搬豫め準備せしめたる容器に注入給水す
(3)給水部隊
兵団主力(小湯山支隊を欠く)
(4)吸水量
一日平均約六十石
(5)散水車走行距離
一日約四十粁
二.省略
三.第二防疫給水班一般の行動
第二防疫給水班は八月九日第一梯団西苑出発後行軍間の給水を実施する
と共に西苑残置部隊の給水に任じ八月十日出発昌平に至り爾後同地に駐
留して戦闘推移に伴い逐次前進する各部隊の給水に任じ八月十五日第一
線南口鎮敵陣地を占領し山地に侵入するや南口馬家庄に前進して以前第
一線及南口付近集結部隊の給水に任じ八月十八日左縦隊前進し同方面一
般に車両を通されるを以て臨時駄載濾水機を以て編成せる臨時給水班を
配属し専ら残置部隊の給水に任ず八月二十七日兵団主力延慶に入るや此
に跟随せる臨時給水班は同地露営間の給水に任じ八月三十日本班延慶に
前進此に合体給水に任じたり
四.防疫給水の状況
(一)水源の状況
1.西苑付近水源の状況
別冊「第一期戦闘間給水源調査報告」及「附図」第一の如く比較的良
質豊富なる水源を得たり其の内濾水源としては兵営街第三十七師司令
部跡第一号井戸及玉泉山山麓小流を使用し前者には手押し濾水機後者
には自動車濾水場を開設せり
2.昌平懸城付近水源の状況
昌平懸城内には井戸五十数箇を有し其の多くは雑用或いは潅漑用とし
て飲用のもの少なく其の主要なるものの位置並に調査成績は「附図第
二」及「付表第一の其の一其の二」の如く其の内初期第一合井後期第
二号井を使用せり第一号井は水質比較的良好なりしも湧水量少なく一
日半の使用に依り凋水し第二号井は水量豊富なり
3.南口馬家庄付近水源の状況
南口付近は南口鎮懸城内に三箇の井戸を有する外井戸を有せず一般に
山間渓流より導水せる水道水を使用す其の水質検査左表に如く給水班
は其の水道口を濾水源として給水せり
以下省略
調整官陸軍軍医大尉 瀬戸○○
南口鎮付近戦闘業務詳報 第二防疫給水班
一.戦闘前に於ける状態
(一)兵団は八月一日北苑の敵を武装解除するや八月二日夕西苑付近に集結
し爾後主力を以て西苑付近に在りて北平を監視し且戦力の恢復に努ると
共に一部を以て南口鎮方面の敵情地形を捜索せしむ
(二)第二防疫給水班は八月一日部隊に跟随途中散水自動車を以て給水しつ
つ清河鎮北方三叉路に至り該所にに手押濾水機濾水場を開設同所に露営
し各部隊の給水に任じ八月三日兵団と共に西苑に至り爾後八月八日迄同
地に駐留各部隊の給水に任ず此の間給水関係事項左の如し
(1)水源
初期(八月三日)西苑兵営街第三七師司令部後第一号井戸後期(八月
四日以降)玉泉山山麓小流
(2)給水法
散水車を以て運搬豫め準備せしめたる容器に注入給水す
(3)給水部隊
兵団主力(小湯山支隊を欠く)
(4)吸水量
一日平均約六十石
(5)散水車走行距離
一日約四十粁
二.省略
三.第二防疫給水班一般の行動
第二防疫給水班は八月九日第一梯団西苑出発後行軍間の給水を実施する
と共に西苑残置部隊の給水に任じ八月十日出発昌平に至り爾後同地に駐
留して戦闘推移に伴い逐次前進する各部隊の給水に任じ八月十五日第一
線南口鎮敵陣地を占領し山地に侵入するや南口馬家庄に前進して以前第
一線及南口付近集結部隊の給水に任じ八月十八日左縦隊前進し同方面一
般に車両を通されるを以て臨時駄載濾水機を以て編成せる臨時給水班を
配属し専ら残置部隊の給水に任ず八月二十七日兵団主力延慶に入るや此
に跟随せる臨時給水班は同地露営間の給水に任じ八月三十日本班延慶に
前進此に合体給水に任じたり
四.防疫給水の状況
(一)水源の状況
1.西苑付近水源の状況
別冊「第一期戦闘間給水源調査報告」及「附図」第一の如く比較的良
質豊富なる水源を得たり其の内濾水源としては兵営街第三十七師司令
部跡第一号井戸及玉泉山山麓小流を使用し前者には手押し濾水機後者
には自動車濾水場を開設せり
2.昌平懸城付近水源の状況
昌平懸城内には井戸五十数箇を有し其の多くは雑用或いは潅漑用とし
て飲用のもの少なく其の主要なるものの位置並に調査成績は「附図第
二」及「付表第一の其の一其の二」の如く其の内初期第一合井後期第
二号井を使用せり第一号井は水質比較的良好なりしも湧水量少なく一
日半の使用に依り凋水し第二号井は水量豊富なり
3.南口馬家庄付近水源の状況
南口付近は南口鎮懸城内に三箇の井戸を有する外井戸を有せず一般に
山間渓流より導水せる水道水を使用す其の水質検査左表に如く給水班
は其の水道口を濾水源として給水せり
以下省略