南京虐殺の原因(まとめ)
投稿者: wadatumi_voice21 投稿日時: 2009/12/23 12:34 投稿番号: [30337 / 41162]
当時の日本軍には、人権の無視、人命軽視という性格が存在し、
さらに
兵器や装備の不足を精神でおぎなうのだという精神主義が
強まって、捕虜を軽蔑し
否定するようになっていた。
さらに
アジア諸国にたいする差別意識、侮蔑的観念を育てて
欧米人に対するのと中国人に対する対応が違うという二重の基準を
もつことになり、これが中国人捕虜の大量虐殺を招いた。
さらに日中戦争は、国民に明示する戦争目的を見出せないまま、
予期せぬ規模に拡大し、いまだ経験したことのない規模の大軍を
広大な大陸の各戦場に
送らねばならなくなった。
日本軍は、それを年齢の高い予後備兵に頼らざるを得なかった。
また
この時期の軍幹部は、特種エリート教育で偏狭な武断主義に
凝り固まり、国際知識も人権感覚も欠いた独断、積極主義者が
中核となっていた。それが
南京攻略戦における捕虜の処刑、
敗残兵と疑われた人々の大量殺戮を招いた。
また
大軍の動員により
応召兵が主体となったこと、
幹部の不足と素質の低下、幕僚層の独善は、軍紀の紊乱と低下を招き、
それに加えて
中国軍のはげしい抵抗は、戦争目的があいまいなまま
突然召集されて損害多出の戦場に投入された兵隊たちを
自暴自棄の
行動にかりたてることになってしまった。
これらが
軍紀風紀の頽廃、志気の低下を招いて、
大規模な残虐行為をひきおこすことになったのだ。
南京虐殺事件から
すでに70年以上が経過している。
しかし
事件の全貌と、
その責任が
すべて明らかにされているわけではない。
その原因の一つは、敗戦の時点で
軍も政府も
戦争責任の追及を恐れ
証拠湮滅のために
多くの関係書類を焼却したことによる。
また
戦後の日本で、戦争の原因や責任の究明が
きちんと行われず、
戦争を美化し
戦争犯罪を隠蔽しようとする勢力が温存されたことも
関係している。
だが、事件の存在そのものは、動かしがたい歴史の事実だ。
かりに
被害者数については議論の余地があるとしても、
大量の捕虜を組織的に処分したこと、「敗残兵」を不法に処刑したこと、
一般住民への大規模な残虐行為が行われたことは、否定できない事実だ。
その事実を、いっそう正確に解明することと、
なぜ
そのようなことが行われたのか、という原因を究明することが、
現在の残された課題だろう
と思う。
どんな忌まわしい過去であっても、歴史の真実を直視し、
そこから真摯に教訓を学びとり、
二度と過ちをくり返さないようにしなければならない。
そうすることこそが、戦争で犠牲となった内外の人々に
報い得る
唯一の道である、と思う。
これは メッセージ 30336 (wadatumi_voice21 さん)への返信です.
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