南京大虐殺はなぜ起きたのか5
投稿者: victor_e_frankl 投稿日時: 2006/09/29 21:14 投稿番号: [12788 / 41162]
当時の日本国民の大多数が、一人一人が独立した人間としての主体的意識を持ちえず、政府・軍部の国家精神大動員の中に呑み込まれ、天皇制という固有の国体観念の枠にはめられ、独立思考や個人の良心を発露する機会や権利を奪われ、大勢に順応して思考を停止してきたことである。
その上、民族の優越感にもとづく独善意識は、身内への深い同情はあっても、国境を越えた他者、抑圧され虐殺される者への感情移入はできず、「心が傷つく」ほどの感情の繊細さも心の包容力も持ちあわせてはいなかった。
元兵士たちが、加害の事実を語ったとしても、それは「戦争だったから」、「命令だったから」、「英米もやっている」ということばで合理化されるとき、そこには「主体的自己」を欠落した半世紀前の価値観がなお老人たちの頭の中で脈々と生きていることを知るのである。
それは、また、この日本社会総体が過去の歴史の過ちを真摯に反省し、教訓化してこなかったせいでもあろう。しかし、このような過去の合理化は、被害民族や世界に決して通用するものではない。
日本が、アジアと世界の諸国民から尊敬と信頼をかちとっていくためには、日本が過去過ちを勇気をもって正視することが必要であろう。
これは メッセージ 12787 (victor_e_frankl さん)への返信です.
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