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「芳しくない輩」の新規訓練

投稿者: T_Ohtaguro 投稿日時: 2004/01/25 21:56 投稿番号: [851 / 3072]
一九九六年九月、宗教団体と草の根団体の長年にわたる働きかけにより、ペンタゴンは、一九九一年までSOAで使っていたスペイン語の訓練マニュアルを公開した。ニューヨーク・タイムズ紙の社説は、これについて次のように述べている。

一九八〇年代に米軍がスクール・オブ・ジ・アメリカズで何千人ものラテンアメリカ軍と警察士官に教えていた有害な授業の一部を、今やアメリカ人も読むことができる。ペンタゴンが最近公開した訓練マニュアルは、拷問や処刑、脅迫や尋問を受けるものの親戚の逮捕といった手段を含む尋問技術を推奨している[3]。
SOAの卒業生たちは、数多くの軍事クーデターを引き起こしてきた。一九六八年に、ワシントン・ポスト紙が、SOAは「ラテン・アメリカではクーデター学校として知られる」と報じたほどである[4]。卒業生たちはまた、特に一九八〇年代に、何千人もの人々を虐殺した。コロンビアのウラバ虐殺、エルサルバドルでのエル・モソテ村虐殺、オスカル・ロメロ大司教の暗殺、米国人修道女の強姦と殺害、イエズス会士虐殺、ペルーのラ・カントゥタ虐殺、チリでの国連職員に対する拷問と殺害などをはじめとする何百もの人権侵害を犯してきた。
エルサルバドルのエル・モソテ村では、一九八一年一二月、七〇〇人から一〇〇〇人が殺害されたと言われている。そのほとんどが、老人や女性、子供で、殺害は極めて残忍でおぞましい方法で行われた[5]。虐殺を行った一二人の兵士のうち一〇人までがSOAの卒業生だった。一九八九年一一月に六名のイエズス会士を含む八名が殺害された事件について、国連真実委員会は、これに関与した二六名のエルサルバドル軍士官のうち一九人がSOAで訓練を受けていたことを明らかにした[6]。

ラテンアメリカにおいて軍は一般に超法規的存在であるため、SOA卒業生が犯した残虐行為の全容が知られることはないだろう。軍による犯罪が調査されることは珍しく、容疑者の名前が公表されることはさらに稀である。

SOAが、拷問をはじめとする人権侵害の方法を生徒に教えてはいないと主張するのはいつものことである。訓練マニュアルが公開され真実が明らかになったときには、SOAは、訓練内容は変更されたと主張した。けれども、一九九六年の授業一覧において、四二の授業のうち民主主義と人権に関するものは「民主主義の維持」ただ一つである。一九九七年にこの授業を受講したのはたった一三名だった。一方で、「軍事諜報」の授業は一一八名が受講している。ほかのコースにおける「必須の人権科目」は、全体の時間のなかでほんのわずかである。SOAの元人権担当講師チャールズ・コールは、SOAは人権訓練をまともに取り扱っておらず、生徒たちへの訓練のなかではまったく些末なものとみなされていたと述べている[7]。
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