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「芳しくない輩」の新規訓練

投稿者: T_Ohtaguro 投稿日時: 2004/01/25 21:55 投稿番号: [850 / 3072]
スクール・オブ・ジ・アメリカズ
ジョージア州フォート・ベニングの軍事学校スクール・オブ・ジ・アメリカズ(SOA)は、何年も前からスクールに抗議する人々に取り囲まれてきた。卒業生の多くがラテンアメリカで拷問や殺害などを含む非常に重大な人権侵害を犯してきたからである。SOAは、生徒たちに人権と民主主義を尊重するよう教えていると主張する。この主張を検討するに際には、ラテンアメリカでは国家間の戦争が非常に稀であることを踏まえておく必要がある。ここで当然、他国の軍隊と戦うのでなければ、いったい誰と戦うためにこれらの軍人たちは訓練を受けるのだろう、という疑問が起こる。その国の市民に対してでないならば、誰に対して。

長年にわたり、SOAは、何万人ものラテン・アメリカ軍兵士と警察官に、対ゲリラ作戦、白兵戦、軍事諜報活動、対麻薬作戦、特攻などを教えてきた。生徒たちはまた、「共産主義」、のちには「テロリズム」といわれるものを憎み恐れるよう教え込まれてきた。両者はほとんど区別されず、それにより、自国民を弾圧し、反対派を鎮圧し、社会改革を求める運動らしきものをすべて弾圧することが正当化されてきた。兵士たちは気付いていないかも知れないが、そうした社会運動が、ワシントンの世界戦略の邪魔になるかも知れないからである。

反共政策の中で処罰を受ける立場の人々は、SOAの授業で教えられる次のような哲学が自分たちのことを指しているのだと理解するのに困難を覚えるだろう。「民主主義と共産主義は、自らの伝統的生活様式を維持する西洋諸国の強い決意のもとで衝突する[2]。」あたかも反対派はどこか遠くから、まったく耳慣れない価値観をもってやってくるのであり、「西洋」の心にとって正当と思える不満の理由など持っていないとでもいわんばかりである。

一九九四年元旦に、メキシコでは、チアパス州の農民たちが、サパティスタ民族解放軍のもと、近隣のコミュニティを無血のまま制圧した。サパティスタが指摘したように、それは、北米自由貿易協定(NAFTA)の発効と同じ日だった。メキシコ軍はこれに対し残忍な対応をとった。ワシントンのNAFTA権力筋にとって、長びく対立は、NAFTAの平和的適用に対する予想外の障害となった。

偶然の一致かもしれないが、サパティスタの反乱が今日まで続く中、メキシコ軍兵士のSOA参加は次第に増えてきた。一九九四年一五人、一九九五年二四人、一九九六年一四八人、一九九七年三三三人、一九九八年二一九人。おそらく、一九九八年に人数が減ったのは、そのときまでに十分な数のメキシコ軍兵士が訓練を受けたためではないかと思われる。その一九九八年でさえ、最も参加者数が多い国はメキシコなのである。こうして新たに訓練を受けたSOAの「専門家」たちは、「占領軍」を構成し、チアパス州を軍事化し、軍事キャンプを設けて、先住民を殴打し、暴行し、ときに殺害し、強制移送し、また、道路封鎖により住民の自由な移動を妨害している。
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