黒澤明 3
投稿者: tsubaki_sanjulo 投稿日時: 2009/05/23 18:49 投稿番号: [1138 / 1344]
南京大虐殺を描いた映画が、ドイツや中国などで製作、公開されて話題を集めている。
ところが日本では配給会社がウヨクらの圧力を恐れてか公開されないらしい。
戦争というものはどこの国でもなんらかの負の側面は避けられないものだし、事実認識に多少の間違いがあったとしてもそこは広い心で対応するのが民度の高さを示すものであるし、戦争責任におけるドイツの対応との違いは残念なことである。
「羅生門」はベネチア映画祭においてグランプリを獲得、それは世界に認められた初めての日本映画になったのだが、そこで黒沢は、「人間は自分に都合の悪いものを隠すものだ」というテーマを描いた。
そこにあるのは、戦争責任からの逃避への批判というものを、現実世界に内在する普遍的な価値との対比において描きだすものであり、その意味では形而上的な世界に逃げない姿勢はアリストテレス的ともいえるだろう。
だからこそ黒澤の残してくれた「反戦への思い」を私たちは忘れるわけにはいかないのである。
「七人の侍」
「平和憲法」を守りたいという思いを、戦後60数年を経てもなお日本人が持ち続けることができるのは、先人たちの二度と過ちを犯しては成らないという思いが残したもののおかげでもあり、その一つが反戦映画であろう、
この「戦争の愚かさ」を描いた歴史的名作は、「戦争において本当の勝利者などいない」という主題に、農民、侍の連合と野武士との戦いを描いた。
映画の歴史的名場面の一つである土砂降りの雨中の決戦は、その躍動感、展開力、ストーリーの面白さ、生命力溢れる三船敏郎らの演技の素晴しさにおいて、日本映画歴代№1に評価される。
「生き物の記録」
世界で唯一の被爆国である日本において、一部の政治家のなかから「核武装すべき」という話がでてくるのはまったく愚かなことであるが、この映画は核兵器の恐ろしさを描いた映画である。
けっして有名な映画ではないが、こういう反戦映画をしっかりと作り残したことはやはり偉大なことであり、現代の拝金主義の蔓延した日本映画界には誰も真似できるものはないだろう。
社会性あるテーマという側面が忘れ去られ、目先の利益ばかりを追い求めている現状では、日本映画に明るい展望は開けない。
世間で「日本映画はイマイチ」といわれるのはそういうことでもある。
ところが日本では配給会社がウヨクらの圧力を恐れてか公開されないらしい。
戦争というものはどこの国でもなんらかの負の側面は避けられないものだし、事実認識に多少の間違いがあったとしてもそこは広い心で対応するのが民度の高さを示すものであるし、戦争責任におけるドイツの対応との違いは残念なことである。
「羅生門」はベネチア映画祭においてグランプリを獲得、それは世界に認められた初めての日本映画になったのだが、そこで黒沢は、「人間は自分に都合の悪いものを隠すものだ」というテーマを描いた。
そこにあるのは、戦争責任からの逃避への批判というものを、現実世界に内在する普遍的な価値との対比において描きだすものであり、その意味では形而上的な世界に逃げない姿勢はアリストテレス的ともいえるだろう。
だからこそ黒澤の残してくれた「反戦への思い」を私たちは忘れるわけにはいかないのである。
「七人の侍」
「平和憲法」を守りたいという思いを、戦後60数年を経てもなお日本人が持ち続けることができるのは、先人たちの二度と過ちを犯しては成らないという思いが残したもののおかげでもあり、その一つが反戦映画であろう、
この「戦争の愚かさ」を描いた歴史的名作は、「戦争において本当の勝利者などいない」という主題に、農民、侍の連合と野武士との戦いを描いた。
映画の歴史的名場面の一つである土砂降りの雨中の決戦は、その躍動感、展開力、ストーリーの面白さ、生命力溢れる三船敏郎らの演技の素晴しさにおいて、日本映画歴代№1に評価される。
「生き物の記録」
世界で唯一の被爆国である日本において、一部の政治家のなかから「核武装すべき」という話がでてくるのはまったく愚かなことであるが、この映画は核兵器の恐ろしさを描いた映画である。
けっして有名な映画ではないが、こういう反戦映画をしっかりと作り残したことはやはり偉大なことであり、現代の拝金主義の蔓延した日本映画界には誰も真似できるものはないだろう。
社会性あるテーマという側面が忘れ去られ、目先の利益ばかりを追い求めている現状では、日本映画に明るい展望は開けない。
世間で「日本映画はイマイチ」といわれるのはそういうことでもある。
これは メッセージ 1137 (tsubaki_sanjulo さん)への返信です.
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