善意の侵略to
投稿者: kim_taek_joo 投稿日時: 2007/12/08 19:45 投稿番号: [78454 / 230347]
歴史は人類の活動の記録であり,それは客観的に存在するものであって,だれであろうと改ざんすることのできないものである。日本の軍国主義者は,人民の心の中にある歴史を消し去ることはできないし,それは永遠に不可能なことである。
西欧キリスト教文明の特徴の一つは、自己の信ずるところを絶対化し、それを他人に押し付け、支配することである。 日本はこの西欧キリスト教文明の特徴をまねしたとき、いつも大きな失敗をした。17世紀、明国を支配しようと陰謀をくわだてていたバテレンたちの影響を受けて、豊臣秀吉は、彼等をだしぬいて明国を支配する野望を持ち、朝鮮半島征服を始めたのであるが、結果は手痛い敗北と朝鮮民族に与えた苦痛だけであった。
19世紀、黒船の力で開港させられた日本は、同じ手口で朝鮮を開港し、20世紀には、ロシヤ、英国、フランス、アメリカに習って、アジア諸国の植民地化に本気で乗り出したのであるが、やはり壊滅的敗北を経験し、語り尽くせない苦痛をアジア諸国民に与えた。
日本は世界征服者になる素質をまったく持っていない。世界征服者になるためには三つの条件が要求される。まず、(1)経済力を含めた広い意味での軍事力。次に(2)自己の価値観や正義を普遍的なものであると思い込む自信。そして(3)自己の支配は被征服者のためであるという善人意識である。しかるに、日本が持っているのは軍事力だけである。
軍事力だけで支配しようとすれば、決死的反抗と虐殺的抑圧の悪循環、そして壊滅的最後が待っているだけである。しかも、戦いの初期の段階で成功すればするほど最終的勝利の幻想を抱くようになるから、予期もしなかった反抗に出会うと、極度に戸惑い、その抑圧にますます狂暴性が増し加わる。むき出しの力だけが支配の方法だからである。日本軍の「悪逆無道」の行為が、当の本人にとってさえ、なぜあんなことができたのか理解に苦しむ、という現象を生むのは、日本の侵略は軍事力だけをもって押し進められたからである。日本の戦争は明らかに侵略戦争であった。しかしそれは、西欧キリスト教植民地主義の侵略が計画的で理性的でシステマティックで善意の侵略であったのとは対照的に、日本のそれは発作的でおろかで一時的で悪意の侵略であった。
これは メッセージ 1 (the_rich_and_smooth さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1143582/ffckdca4h4z9qa4n5doc0a4n9adbel_1/78454.html