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>韓国人は 鄭大均によれば・・

投稿者: nishina3777 投稿日時: 2004/08/26 21:28 投稿番号: [5725 / 230347]
  (韓国の)歴史においてナショナリズムが本当に実現したのは解放後ということになるが、国家への帰属意識がエリート層のみならず庶民層にまで共有されるようになった時期ということになると、それはさらに下って六〇年代以後ということになるだろう。(略)
  朴正熙が韓国人やその社会の特徴としてあげているのは一連の否定的属性である。「利己主義」「傍観主義」「虚勢」「党派意識」「特権意識」「自主精神の欠如」「民族愛の欠如」「開拓精神の欠如」「企業心の不足」「アイデアの不足」「退廃した国民道義」「怠惰と不労所得観念」「奴隷的な屈従の固まり」「法よりも腕力の強い者が勝つ世の中」「弱く金もコネもない者は生きていけない不平等社会」「姑息、怠惰、安逸、日和見主義に示される小児的な封建社会」「情実人事、猟官運動、貪官汚吏、不正蓄財が当然と考えられる価値が転倒した社会」等々(「国家と革命と私」朴正熙著)。だから朴正熙は韓国には「革命」や「改造」「再建」「更正」「手術」「反省」が必要であると考え、それを実践したのだが、このリフォーム・ナショナリズムは、その成功のゆえに、いつの間にか一人歩きをはじめ、韓国人に自我の肥大現象をもたらしたように見える。(略)
  韓国ナショナリズムは痩せた朴正熙の世代から太った子供の世代に継承される過程で、なにかしら急激な自我の肥大現象を引き起こしたように見える。(略)
  韓国人は八〇年代に国民生活の向上、海外渡航の自由化、韓国企業の海外進出、社会主義圏との交流の実現を経験している。この有頂天の時代に、子供たちのナショナリズムは父の期待を越えて肥大化し、父の世代の謙虚は傲慢に、自嘲は自尊に、「傷だらけの栄光」は「栄光の過去」に置きかえられ、それは韓国ナショナリズムを夜郎自大な性格に作り変えてしまうのである。

  鄭大均著「韓国のナショナリズム」岩波現代文庫
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