「アーミテージ報告」
投稿者: k_g_y_7_naoko 投稿日時: 2007/02/26 01:16 投稿番号: [48344 / 230347]
投稿者:爺
毎日新聞:
社説:アーミテージ報告 日米は中国との協調どう描く
アーミテージ元国務副長官、ナイ元国防次官補ら米国の超党派グループが2020年のアジア情勢を展望した新たな対日戦略報告書を発表した。日米同盟を軸にして、台頭する中国やインドをいかにアジアの協調的枠組みに取り込むかを提言している。
このグループは2000年にも「アーミテージ・リポート」と俗称される報告書をまとめ、01年に発足したブッシュ政権の対日・アジア戦略の青写真となった。新たな報告書はその改訂版と位置づけられる内容だ。
日米同盟の緊密な協力をアジア戦略の「要石」とする点は前回から変わっていない。微妙に変化したのは、中国の台頭に関する全体のトーンだ。
改訂版では、日本や米国が「回避すべきシナリオ」として(1)米1極によるアジア支配(2)米中共同管理構想(3)「日米対中国」の2極対立−−の三つを挙げている。
大国が次々に台頭し、エネルギーやナショナリズムの問題など、米国だけでアジアの秩序を管理するのはもはや不可能だ。また米中の間には民主主義、自由、人権などの価値をめぐる違いが大きく、「米中共同管理」も無理がある。かといって、「日米対中国」の2極対立や競合の道は、アジア諸国に不都合な選択を迫るだけだ。それは中国を前向きの方向へいざなう助けにもならない。
これらに代わる最良の策は、民主的な価値を地域に浸透させながら、「中国を望ましい方向に導く道を日米が照らしていく」ことにある。そのためには、日米中がそれぞれに良好で協調的な関係を築くことが何よりも重要だ。
この7年間にアジアの国際環境は大きく変わった。前回の報告書当時は、台湾問題や尖閣諸島領有権などをめぐって日米と中国が互いに警戒心を募らせ、日米同盟の深化が「中国包囲網」と受け取られかねない局面もあった。
だが、今は6カ国協議などを通じて中国が「責任ある利害共有者(ステークホルダー)」の役割を受け入れつつある。日本も中国との間で「戦略的互恵関係」をめざすことになった。
もちろん、中国の将来はいぜん不鮮明だ。軍事予算や国防政策の透明性が欠けている現実も変わらない。そうした面の対応を怠らない一方で、アジアの安定や繁栄という共通利益に向けて中国との協力分野を拡大するのは、決して悪い計算ではないはずだ。
日米にとっても、同盟にこだわりすぎて地域から孤立するような方向は賢明でない。インド、オーストラリア、ベトナムなどの国々を語らって開かれた協力を積み上げ、中国を巻き込んでいく。そんな未来図を改訂版アーミテージ報告は描き出している。
報告書にはもう一つの狙いがある。08年米大統領選で民主、共和党いずれが勝っても、対日戦略やアジア政策にぶれが生じないようにすることだ。米国の超党派グループが投げかけた提言に、どう応えるか。日本にも大きな視野と構想力が必要だ。
毎日新聞 2007年2月26日 0時08分
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20070226k0000m070116000c.html
では御免。
毎日新聞:
社説:アーミテージ報告 日米は中国との協調どう描く
アーミテージ元国務副長官、ナイ元国防次官補ら米国の超党派グループが2020年のアジア情勢を展望した新たな対日戦略報告書を発表した。日米同盟を軸にして、台頭する中国やインドをいかにアジアの協調的枠組みに取り込むかを提言している。
このグループは2000年にも「アーミテージ・リポート」と俗称される報告書をまとめ、01年に発足したブッシュ政権の対日・アジア戦略の青写真となった。新たな報告書はその改訂版と位置づけられる内容だ。
日米同盟の緊密な協力をアジア戦略の「要石」とする点は前回から変わっていない。微妙に変化したのは、中国の台頭に関する全体のトーンだ。
改訂版では、日本や米国が「回避すべきシナリオ」として(1)米1極によるアジア支配(2)米中共同管理構想(3)「日米対中国」の2極対立−−の三つを挙げている。
大国が次々に台頭し、エネルギーやナショナリズムの問題など、米国だけでアジアの秩序を管理するのはもはや不可能だ。また米中の間には民主主義、自由、人権などの価値をめぐる違いが大きく、「米中共同管理」も無理がある。かといって、「日米対中国」の2極対立や競合の道は、アジア諸国に不都合な選択を迫るだけだ。それは中国を前向きの方向へいざなう助けにもならない。
これらに代わる最良の策は、民主的な価値を地域に浸透させながら、「中国を望ましい方向に導く道を日米が照らしていく」ことにある。そのためには、日米中がそれぞれに良好で協調的な関係を築くことが何よりも重要だ。
この7年間にアジアの国際環境は大きく変わった。前回の報告書当時は、台湾問題や尖閣諸島領有権などをめぐって日米と中国が互いに警戒心を募らせ、日米同盟の深化が「中国包囲網」と受け取られかねない局面もあった。
だが、今は6カ国協議などを通じて中国が「責任ある利害共有者(ステークホルダー)」の役割を受け入れつつある。日本も中国との間で「戦略的互恵関係」をめざすことになった。
もちろん、中国の将来はいぜん不鮮明だ。軍事予算や国防政策の透明性が欠けている現実も変わらない。そうした面の対応を怠らない一方で、アジアの安定や繁栄という共通利益に向けて中国との協力分野を拡大するのは、決して悪い計算ではないはずだ。
日米にとっても、同盟にこだわりすぎて地域から孤立するような方向は賢明でない。インド、オーストラリア、ベトナムなどの国々を語らって開かれた協力を積み上げ、中国を巻き込んでいく。そんな未来図を改訂版アーミテージ報告は描き出している。
報告書にはもう一つの狙いがある。08年米大統領選で民主、共和党いずれが勝っても、対日戦略やアジア政策にぶれが生じないようにすることだ。米国の超党派グループが投げかけた提言に、どう応えるか。日本にも大きな視野と構想力が必要だ。
毎日新聞 2007年2月26日 0時08分
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20070226k0000m070116000c.html
では御免。
これは メッセージ 1 (the_rich_and_smooth さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1143582/ffckdca4h4z9qa4n5doc0a4n9adbel_1/48344.html