安保理舞台裏Ⅱ
投稿者: akanbei_21c 投稿日時: 2006/07/17 16:07 投稿番号: [32176 / 230347]
「これなら全会一致で採択できる。日本の勝利だ」
16日未明、ハドリー米大統領補佐官は、安倍信三官房長官に電話をかけ、国連憲章7条を削除した
決議案への賛同を求めた。
「十分に法的拘束力はある。米国は採択の際、拘束力があることを明言する考えだ」。
念を押すハドリー氏。決議案の「国際平和と安全の維持への安保理の責任」という表現に加え、採択に
あたり口頭によって決議の拘束力を確認すると説明した。安倍氏は提案に理解を示したものの、最終的
な判断は麻生太郎外相とライス米国務長官の電話協議に委ねることで合意した。
その麻生外相は15日深夜、外務省幹部から妥協案をのむかどうか決断を迫られていた。
「日本以外の14カ国はすべて賛成です」と説明する幹部。麻生氏は「7章にかわる表現で本当に制裁が
担保されるのか。中国を含めた14カ国が本当に賛成するのか。もう一度確認を取ってから連絡をくれ」と
念を押した。
「日本の国家としての意思を問われている。中国の拒否権行使もいとわない」と考える麻生、安倍両氏
にとり「制裁」の根拠となる7章の削除は苦渋の決断だった。
ハドリー氏との電話協議を終えた安倍氏は即座に麻生氏に電話をかけた。
「厳しい選択ですが、よくここまでこれたとも言えます。最後は麻生さんの判断にお任せします・・・」。
麻生氏は腹を固め、秘書官に言った「ライス氏と話をする。電話をつないでくれ」
政府内が常に1枚岩だったわけではない。早期の妥協を模索する動きもあった。
とりわけ12日に中国とロシアが非難決議案を提示して以降、外務官僚は「落としどころ」を探ろうとはやる。
14日、麻生氏の堪忍袋の緒が切れた。大臣室。
「こちらが突っ張ったから、中露は議長声明から非難決議に譲歩したんだろ。あんたらは優秀かもしれないが、
けんかの仕方をしらないんじゃないか。成功するまで報告はいらない」
幹部を叱責すると姿を消した。背水の陣を促したのだ。
15日午後、安倍氏の電話が鳴った。国連日本政府代表部の北岡伸一次席大使だった。
「英仏両国が7章を削除した妥協案を提示しています。国際社会に強いメッセージを発する内容で、中国も
賛同の意を示しています。むしろ日本がまとめ役として・・・」
安倍氏は「こちらはすでに第7章を40条(暫定措置)に限定するところまで譲歩しているではないか」と
不快感をあらわにした。電話を切るとため息まじりにつぶやいた。「日本が降りるにしても最後の最後。
ギリギリまで妥協に応じる素振りすら見せては駄目なのに、なぜ分からない」
この一件は外務省にも伝わった。谷内正太郎事務次官は、即座に外務省飯倉公館に幹部を非常招集し、
「最後まで日本政府は基本方針を貫く。最終的に妥協に応じるかどうかは閣僚レベルの政治判断だ」との旨
を徹底させるように指示した。
ニューヨークで14日夕(日本時間15日午後)、安保理常任理事国の非公式協議に、日本が再び態度を硬化
させたのはこのためだった。中国の王大使は「一部の国が過剰反応している」と日本を批判した。
安保理での駆け引きが続く中、小泉純一郎首相が中東へ出発する直前に安倍、麻生両氏に出した指示は
ただ一つだった。
「最後まで突っ張れ。決して引くな」
ブッシュ米大統領のホワイトハウスへの指示も「小泉を困らせるな」のひと言だったと
伝えられる。非難決議 採択にこぎつけた最大の要因は、小泉首相とブッシュ大統領が
築き上げた「日米の絆」だったいえる。
ソース:産経新聞-東京版-3面をテキスト化
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今までの外務省は、司令官が「死守」命令をだしてるのに、現場が降伏時期を見計らっているような状況だったのか
やっと統帥が行き渡るようになった
今後も続けるように
16日未明、ハドリー米大統領補佐官は、安倍信三官房長官に電話をかけ、国連憲章7条を削除した
決議案への賛同を求めた。
「十分に法的拘束力はある。米国は採択の際、拘束力があることを明言する考えだ」。
念を押すハドリー氏。決議案の「国際平和と安全の維持への安保理の責任」という表現に加え、採択に
あたり口頭によって決議の拘束力を確認すると説明した。安倍氏は提案に理解を示したものの、最終的
な判断は麻生太郎外相とライス米国務長官の電話協議に委ねることで合意した。
その麻生外相は15日深夜、外務省幹部から妥協案をのむかどうか決断を迫られていた。
「日本以外の14カ国はすべて賛成です」と説明する幹部。麻生氏は「7章にかわる表現で本当に制裁が
担保されるのか。中国を含めた14カ国が本当に賛成するのか。もう一度確認を取ってから連絡をくれ」と
念を押した。
「日本の国家としての意思を問われている。中国の拒否権行使もいとわない」と考える麻生、安倍両氏
にとり「制裁」の根拠となる7章の削除は苦渋の決断だった。
ハドリー氏との電話協議を終えた安倍氏は即座に麻生氏に電話をかけた。
「厳しい選択ですが、よくここまでこれたとも言えます。最後は麻生さんの判断にお任せします・・・」。
麻生氏は腹を固め、秘書官に言った「ライス氏と話をする。電話をつないでくれ」
政府内が常に1枚岩だったわけではない。早期の妥協を模索する動きもあった。
とりわけ12日に中国とロシアが非難決議案を提示して以降、外務官僚は「落としどころ」を探ろうとはやる。
14日、麻生氏の堪忍袋の緒が切れた。大臣室。
「こちらが突っ張ったから、中露は議長声明から非難決議に譲歩したんだろ。あんたらは優秀かもしれないが、
けんかの仕方をしらないんじゃないか。成功するまで報告はいらない」
幹部を叱責すると姿を消した。背水の陣を促したのだ。
15日午後、安倍氏の電話が鳴った。国連日本政府代表部の北岡伸一次席大使だった。
「英仏両国が7章を削除した妥協案を提示しています。国際社会に強いメッセージを発する内容で、中国も
賛同の意を示しています。むしろ日本がまとめ役として・・・」
安倍氏は「こちらはすでに第7章を40条(暫定措置)に限定するところまで譲歩しているではないか」と
不快感をあらわにした。電話を切るとため息まじりにつぶやいた。「日本が降りるにしても最後の最後。
ギリギリまで妥協に応じる素振りすら見せては駄目なのに、なぜ分からない」
この一件は外務省にも伝わった。谷内正太郎事務次官は、即座に外務省飯倉公館に幹部を非常招集し、
「最後まで日本政府は基本方針を貫く。最終的に妥協に応じるかどうかは閣僚レベルの政治判断だ」との旨
を徹底させるように指示した。
ニューヨークで14日夕(日本時間15日午後)、安保理常任理事国の非公式協議に、日本が再び態度を硬化
させたのはこのためだった。中国の王大使は「一部の国が過剰反応している」と日本を批判した。
安保理での駆け引きが続く中、小泉純一郎首相が中東へ出発する直前に安倍、麻生両氏に出した指示は
ただ一つだった。
「最後まで突っ張れ。決して引くな」
ブッシュ米大統領のホワイトハウスへの指示も「小泉を困らせるな」のひと言だったと
伝えられる。非難決議 採択にこぎつけた最大の要因は、小泉首相とブッシュ大統領が
築き上げた「日米の絆」だったいえる。
ソース:産経新聞-東京版-3面をテキスト化
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今までの外務省は、司令官が「死守」命令をだしてるのに、現場が降伏時期を見計らっているような状況だったのか
やっと統帥が行き渡るようになった
今後も続けるように
これは メッセージ 32175 (akanbei_21c さん)への返信です.
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