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偏狭なナショナリズムで片付ける時代の終焉

投稿者: hangyosyufu 投稿日時: 2005/06/26 01:25 投稿番号: [85597 / 196466]
日本の反対勢力は参拝賛成派に対して「偏狭なナショナリズムこそが対中悪化の要因であり、国益を損なう問題である」と指摘している。偏狭なナショナリズムとは「自国独善主義」「排外的愛国主義」であり、「民族主義、国家主義、国民主義、国粋主義」の復活を意味する。それは国家の右傾化と軍国主義復活、右翼の台頭につながると主張するものだ。

政治指導者には偏狭なナショナリズムを制御すべきであり、小泉首相が羽織袴で参拝する映像は日本の国益を損なう象徴だというわけだ。

今や小泉首相は「四面楚歌」で孤立しているかに見える。しかし依然として歴代総理の中でも圧倒的に高い支持率を得ている。産経新聞の世論調査では毎回50%を超え、また日本国民の40%近くは小泉首相の靖国参拝を支持している。

日本国内では靖国参拝をめぐって、右派と左派のせめぎ合いが始まっている。国内世論が右傾化する中で、左派の説得力は退化しつつある。たとえば「一国平和主義」という概念がいかなる美辞麗句や文章テクニックによって表現されても、もはや非現実的で世界で通用しなくなったのと同じだ。

冷戦の終わりと共に日本は右派も左派もなく、イデオロギーで論じる時代ではなくなった。世界情勢の厳しい現実を見据えた理念と外交戦略がなければ、空理空論となるだけだ。日本は偏狭なナショナリズム国家でもなければ、「自国独善」にとらわれた国でもない。ただ日本を取り巻く恐るべき現実が目前に迫っているということだ。

わが国は自由と民主主義、人権を尊重する平和国家である。日本の安全保障は日米同盟と専守防衛で貫かれている。日本の国益には、近隣諸国の脅威に対応できる毅然とした政治能力と安全保障体制の整備が肝要であり、「力には力を」がなければ国益は守れないのである。中国は世界第3位の軍事費を使い、ミサイル増強と潜水艦増強を行っている。それらは主に日本と台湾に向けられている。

我が国は中国と仲良くする手段と方法、戦術を間違っている。作家の井沢元彦氏は6月20日の弊会の講演会で「中国はゆすりたかりの暴力団国家のようなものだ」と述べた。平和主義とは「政治と経済、軍事力」によるバランスの上に成り立っていることを肝に銘じるべきではなかろうか。

時局心話會代表   山本善心
『台湾の声』   http://www.emaga.com/info/3407.html
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