敗戦
投稿者: apoxy_07 投稿日時: 2005/04/30 17:01 投稿番号: [73848 / 196466]
[外交五十年]幣原喜十郎
総理になってから、
8月15日の玉音放送のあと帰宅する途中に電車の中で見た光景を幾度か思い出した。
乗客のうち一人の男が大声で叫び始めたのだった。
「なぜ戦争をしなければならなかったか。ちっとも解らない。戦争は勝った勝ったで、敵をひどく叩きつけたとばかり思っていると、なんだ、無条件降伏じゃないか。・・・・怪しからんのはわれわれを騙し討ちにした当局の連中だ。」
と、盛んに怒鳴っていたが、しまいにはオイオイ泣きだした。車内の群衆もこれに呼応してそうだそうだといってワイワイ騒ぐ。
私はこの光景を見て、深く心を打たれた。彼らのいう事は至極もっともだと思った。
我々はこの苦難を克服して、日本の国家を再建しなければならんが、それにつけても我々の子孫をして、再びこのような自らの意志でもない戦争の悲惨事を味あわしめぬよう、政治の組立から改めなければならぬ。
これは メッセージ 73847 (tycoon100jp さん)への返信です.
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