まだ、論争以前の段階です
投稿者: wof2000 投稿日時: 2005/04/23 22:04 投稿番号: [69850 / 196466]
>1.靖国は
靖国神社は、明治から終戦まで続いた日本政府(カッコつきの「明治政府」)の側に立って、戦死した軍人・軍属を顕彰する目的で作られた極めて政治的な「宗教」ですよ。そこには、原則として民間人は含まれないし、西郷隆盛のように「明治政府」に歯向かった人は含まれません。さらには、靖国の前身であった東京鎮霊社では、たとえ「明治政府」の側に立って戦死した軍人・軍属であっても、被差別部落出身者を除外していたようです(靖国神社については不明)。
たしかに、戦没者を顕彰する記念碑を持つ国は少なくありませんが、(1)特定の宗教として、(2)敗戦国が戦時中と同じやり方で、(3)戦没者を「神」として祀る、日本のような追悼は、まずどこの国でもやらないでしょう。その意味で、靖国神社は世界的に見ても特異な存在であると言えます。
>教科書はほんの一部で、採択されるかどうかも分からない。
以前にも書きましたが、そんなことは問題ではありません。中国が批判している、そのような教科書を、オーソライズ(権威付け)した日本政府としての行為ですから。
>間違った歴史と中国が言うなら、その疑義について適切に
>協議してから批判なりをすべきだと思います。
まだその段階まで行かないのですよ。なぜなら、日本政府は、つくる会のような反動的な歴史観を擁護するつもりはなく、「民間が勝手に言っていること」という態度を崩していないから。そして「村山談話」で表明されているように"公式には"日本は謝罪・反省をしており、その点において、中国側の意見と相違点はないから。
日本政府が、反動的な歴史認識を「我が身に引き受ける」ことを決めたなら、それから日本と中国の間で歴史論争が始まるでしょうね。
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