上海万博、宿泊は42万人分不足
投稿者: hangyosyufu 投稿日時: 2005/04/04 12:23 投稿番号: [45523 / 196466]
愛知万博の開幕を受け、次回開催地の上海でにわかに開催機運が高まっている。万博史上、最大規模となる2010年の上海万博は、北京五輪以上の経済効果が期待されているからだ。
その一方で、ホテルや交通など開催に向けたインフラ整備の進ちょくは今ひとつ。来場者の受け皿は開催の成否を左右する重要な要素だけに、あと5年で整備できるかどうか、ホスト国としてその実力が問われている。
■来場者は過去最高の7,000万人
上海万博は愛知万博、2000年の独ハノーバー万博と同様、5年以上の間隔で開催される「登録博」だ。この3回で比べると、上海博の規模は投資総額30億米ドル、会場面積528ヘクタールと、過去2回を大きく上回る。
来場者数も、過去最高だった大阪万博(1970年)の延べ6,400万人を超える7,000万人が見込まれており、「歴史に残る万博」となることが確実視されている。上海市の人口の約4倍に相当する来場者を迎える計算となり、急務は宿泊施設の整備だ。
ビジネス客の往来が激しい上海では、ここ数年、ホテル不足が深刻な問題となっている。3月31日付の毎日経済新聞によると、市内のビジネスホテルでは今年、最大で1日あたり2万7,000人分のベッドが不足する見通しだ。
一方、市旅遊管理委員会の推算では、万博期間中のビジネスホテル需要は1日平均59万1,000人分。これに対し現在のベッド数は17万人分で、不足数は実に42万1,000人分に上る。一般的なチェーン経営ビジネスホテルなら、約140店が今後5年間で建設されなければならない計算だ。
■進まない交通整備、いらだつ関係者
宿泊と並び、大きな混乱が予想されるのは公共交通機関だ。会場までの足となる交通機関は、着工、供用開始の見通しが立たないのが現状で、3月28日付の人民日報は「立案してもいないのに、どうやって着工するというのか」と、遅々として進まない事業にいらだつ当局関係者の声を伝えている。
来場者の54%は華東地域一円から集まる見込みで、上海と長江デルタの各都市を結ぶ都市間交通網が不可欠とされる。現在のところ、上海〜南京間を1時間強で結ぶ軌道交通や、上海〜杭州間の高速鉄道路線、長江を利用した水上バスといった構想が浮上しているが、どの案も足踏み状態が続いている。
愛知万博では、万博誘致を始めた80年代後半にはすでにリニア路線の採用が固まっており、2003年には現地で試験走行が始まっている。他の開催国でも、会場への足には自国の技術力を代表する交通機関を整備するのが通例で、交通はいわば会場の外の目玉だ。
面子を重んじる中国だけに、今後は官民あげて整備の遅れを巻き返すことになりそうだ。
■需要は25万人、不足する「人材」
ソフト面では、人材不足も大きな課題だ。
ビジネスコンサルティングの米ベリングポイントは、万博関連の人材需要を25万人と試算している。開催事務局で働くプランナーや法務スタッフら核となる人材は2,000人、ガイドや会議スタッフなど会場で従事する人員が3万人、残りが市内のホテルや飲食店、交通機関などで働く人材と通訳などのボランティアだ。
同社は展示会運営の熟練人材は現在、万博需要の3分の1程度と指摘し、「経験豊富な通訳を探すことすら非常に困難」と現状を厳しく分析する。
中国にとっては、目覚ましい発展ぶりを世界に示す最大の見せ場となる上海万博。成功か、混乱か、開催に向けたカウントダウンは今始まったといえそうだ。【月曜特集】(NNA)
その一方で、ホテルや交通など開催に向けたインフラ整備の進ちょくは今ひとつ。来場者の受け皿は開催の成否を左右する重要な要素だけに、あと5年で整備できるかどうか、ホスト国としてその実力が問われている。
■来場者は過去最高の7,000万人
上海万博は愛知万博、2000年の独ハノーバー万博と同様、5年以上の間隔で開催される「登録博」だ。この3回で比べると、上海博の規模は投資総額30億米ドル、会場面積528ヘクタールと、過去2回を大きく上回る。
来場者数も、過去最高だった大阪万博(1970年)の延べ6,400万人を超える7,000万人が見込まれており、「歴史に残る万博」となることが確実視されている。上海市の人口の約4倍に相当する来場者を迎える計算となり、急務は宿泊施設の整備だ。
ビジネス客の往来が激しい上海では、ここ数年、ホテル不足が深刻な問題となっている。3月31日付の毎日経済新聞によると、市内のビジネスホテルでは今年、最大で1日あたり2万7,000人分のベッドが不足する見通しだ。
一方、市旅遊管理委員会の推算では、万博期間中のビジネスホテル需要は1日平均59万1,000人分。これに対し現在のベッド数は17万人分で、不足数は実に42万1,000人分に上る。一般的なチェーン経営ビジネスホテルなら、約140店が今後5年間で建設されなければならない計算だ。
■進まない交通整備、いらだつ関係者
宿泊と並び、大きな混乱が予想されるのは公共交通機関だ。会場までの足となる交通機関は、着工、供用開始の見通しが立たないのが現状で、3月28日付の人民日報は「立案してもいないのに、どうやって着工するというのか」と、遅々として進まない事業にいらだつ当局関係者の声を伝えている。
来場者の54%は華東地域一円から集まる見込みで、上海と長江デルタの各都市を結ぶ都市間交通網が不可欠とされる。現在のところ、上海〜南京間を1時間強で結ぶ軌道交通や、上海〜杭州間の高速鉄道路線、長江を利用した水上バスといった構想が浮上しているが、どの案も足踏み状態が続いている。
愛知万博では、万博誘致を始めた80年代後半にはすでにリニア路線の採用が固まっており、2003年には現地で試験走行が始まっている。他の開催国でも、会場への足には自国の技術力を代表する交通機関を整備するのが通例で、交通はいわば会場の外の目玉だ。
面子を重んじる中国だけに、今後は官民あげて整備の遅れを巻き返すことになりそうだ。
■需要は25万人、不足する「人材」
ソフト面では、人材不足も大きな課題だ。
ビジネスコンサルティングの米ベリングポイントは、万博関連の人材需要を25万人と試算している。開催事務局で働くプランナーや法務スタッフら核となる人材は2,000人、ガイドや会議スタッフなど会場で従事する人員が3万人、残りが市内のホテルや飲食店、交通機関などで働く人材と通訳などのボランティアだ。
同社は展示会運営の熟練人材は現在、万博需要の3分の1程度と指摘し、「経験豊富な通訳を探すことすら非常に困難」と現状を厳しく分析する。
中国にとっては、目覚ましい発展ぶりを世界に示す最大の見せ場となる上海万博。成功か、混乱か、開催に向けたカウントダウンは今始まったといえそうだ。【月曜特集】(NNA)
これは メッセージ 1 (messages_admin さん)への返信です.
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