日中関係

Yahoo! Japan 掲示板トピックビューアー

[ << 最初のページ | < 前のページ | メッセージリスト | 掲示板表示 | [ メッセージ # ] | 次のページ > | 最後のページ >> ]

ベドウィンの法則(上)

投稿者: f3nasa 投稿日時: 2005/01/17 23:42 投稿番号: [42846 / 196466]
ロケット博士として一般には知られている糸川英夫。彼は工学のみならず多方
面でその天才ぶりを発揮し輝かしい業績を残していますが、今日はその一つを
紹介します。

<糸川英夫著 人類生存の法則 P30 より引用開始>

遊牧民を移動させず一か所に定住させれば、地球の砂漠化を防げるのではない
だろうかと、以前から「遊牧民定住化」のプロジェクトが進められてきた。

前述した三大学によるプロジェクトチームのレポートは、その成果の一つであ
る。私がベングリオン大学の理事を務めている関係で、そのレポートが送られ
てきたわけだが、イスラエル政府もこのプロジェクトには多額の予算を組み、
エネルギーを費やしてきた。

イスラエル政府は、定住化には、まず住居が必要だと、マンションのようなコ
ンクリート造りの集合住宅を建て、そこにベドウィンの人たちを住わせようと
試みた。もちろん、この試みのうちには、定住生活への切り替えで、ベドウィ
ン社会がより豊かな物質生活を得られるはずだという期待がある。

だが、その結果は一つの笑い話に終わった。ベドウィンの人たちは、マンショ
ンの中には日常の不要品をしまい込み、自分達はその建物の前に従来どおりの
テントを張って暮らしはじめたのである。与えられた新居は倉庫代わり、住居
はテントという、半遊牧、半定住という奇妙なライフスタイルが出現したわけ
だ。

ところが、問題はもっとその後におこった。犯罪の多発に始まり、盗み、売春、
麻薬の常習、アルコール中毒者の急増という経過をたどり、先進文明国と同じ
タイプの犯罪社会が遊牧民族を蝕んでいった。物質的に豊かな生活、というこ
との前に、文化的な破壊ということの方が進行したのだ。

<引用を中止   ベドウィンの法則(下)へと続く>
[ << 最初のページ | < 前のページ | メッセージリスト | 掲示板表示 | [ メッセージ # ] | 次のページ > | 最後のページ >> ]

Yahoo! Japan 掲示板 アーカイヴ

[検索ページ] (中東) (東亜) (捕鯨 / 捕鯨詳細)