中国にモータリゼーション? (前編)
投稿者: anticipate1960s 投稿日時: 2002/09/09 12:52 投稿番号: [26349 / 196466]
下の投稿をさせて頂きます。なお、誤解が無いように申し上げておきますが、以下は資料などを詳細に調べて書いた訳でもなく、データ的な誤りも多々ある事と思います。その辺をお汲みおき頂き、お読み頂ければ幸いです。また、言うまでもなく、一種の民族的イデオロギーは一切無い事を予め申し上げておきます。特定の国や民族を貶すような考えをお持ちの方は、どうか以下は無視して頂きたく、お願い致します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
もう皆さん先刻ご承知だと思うが、中国で古くからあるVIP用リムジン「紅旗」がトヨタとの共同開発だったか、トヨタからの技術導入だかで生産されるとの事。(もうそんなに新しいニュースではないが。) 確か、クラウンをベースにしたとかなんとか。(またはセルシオかセンチュリーかも。)
前の紅旗も、確か欧州車をベースにしたもので、ノンオリジナルだった。
中国の自動車産業も、随分古くからある。もちろん、それはVIP用が中心で、一般庶民用ではなかった。「紅旗」や「東方紅」、「東風」とかいう高級乗用車があったと記憶しているが、それらは恐らくはソ連のVIP車「ボルガ」あたりをベースにした筈で、オリジナルではなかった筈。
よくは分からないが、中国でもトラックなどの貨物車は軍用・官用・民用で長い事生産されてきた筈(詳しくないので、もうちょっと調べてみようと思う)。
それで、何を言いたいかというと、今後中国独自の大衆車と言える乗用車が登場するか否かという事。
前述の通り、自動車の生産自体は、けっこう長期間に亘っている。子供の頃に読んだ子供向けの自動車の本では、何と日産のブルーバード410(2代目ブル)が中国本土で生産されている、との事だった。
しかし、その後中国独自の乗用車が現れたかというと、答は否だ。確かに、僕が現地で見た限り(3年ほど前)、現地生産のワーゲンのサンタナやイェッタ(Jetta)あたりは溢れているが、ほとんどタクシー用。(ちなみにエンブレムは、漢字で「大衆」となっている。フォルクスワーゲンの漢訳という事だろうか。)
クライスラーのジープも、「北京Jeep」というエンブレムを付けているが、あれも現地生産だろう。
前にも話したかもしれないけど、中国のモーターショーなどで、その場で購入の契約をする客たちは、皆縫製工場の社長とか、裕福な企業経営者達で、「うちの娘の結婚の引き出物に買うのヨ」というノリだった。
こういうノリは、30〜50年前の日本の裕福な親達が、子供への引き出物として、日産オースチンだの初代クラウンだの、ちょっと安くなるけど日野ルノー4CVやダットサンだのを買ってやるようなものだろうか。
しかし、中国のモータリゼーションとは、そういう裕福な人々の間での話であって、一般庶民、つまり農村の一般農民や都市部の工場労働者が自家用車を持てるようになるかと言えば、どうも怪しい。
日本のモータリゼーション、と言うより、戦後の経済復興〜高度成長の時期のことを考えると、冷蔵庫・炊飯器・電気掃除機から、やがて3C(クーラー、カラーテレビ、カー)が、各家庭の欲しいものだったりした。そして、それらは昭和40年代には、ごくごく当たり前になった。
今後中国で、同じような道を辿るかどうか、ちょっと懐疑的だ。
(後編に続く)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
もう皆さん先刻ご承知だと思うが、中国で古くからあるVIP用リムジン「紅旗」がトヨタとの共同開発だったか、トヨタからの技術導入だかで生産されるとの事。(もうそんなに新しいニュースではないが。) 確か、クラウンをベースにしたとかなんとか。(またはセルシオかセンチュリーかも。)
前の紅旗も、確か欧州車をベースにしたもので、ノンオリジナルだった。
中国の自動車産業も、随分古くからある。もちろん、それはVIP用が中心で、一般庶民用ではなかった。「紅旗」や「東方紅」、「東風」とかいう高級乗用車があったと記憶しているが、それらは恐らくはソ連のVIP車「ボルガ」あたりをベースにした筈で、オリジナルではなかった筈。
よくは分からないが、中国でもトラックなどの貨物車は軍用・官用・民用で長い事生産されてきた筈(詳しくないので、もうちょっと調べてみようと思う)。
それで、何を言いたいかというと、今後中国独自の大衆車と言える乗用車が登場するか否かという事。
前述の通り、自動車の生産自体は、けっこう長期間に亘っている。子供の頃に読んだ子供向けの自動車の本では、何と日産のブルーバード410(2代目ブル)が中国本土で生産されている、との事だった。
しかし、その後中国独自の乗用車が現れたかというと、答は否だ。確かに、僕が現地で見た限り(3年ほど前)、現地生産のワーゲンのサンタナやイェッタ(Jetta)あたりは溢れているが、ほとんどタクシー用。(ちなみにエンブレムは、漢字で「大衆」となっている。フォルクスワーゲンの漢訳という事だろうか。)
クライスラーのジープも、「北京Jeep」というエンブレムを付けているが、あれも現地生産だろう。
前にも話したかもしれないけど、中国のモーターショーなどで、その場で購入の契約をする客たちは、皆縫製工場の社長とか、裕福な企業経営者達で、「うちの娘の結婚の引き出物に買うのヨ」というノリだった。
こういうノリは、30〜50年前の日本の裕福な親達が、子供への引き出物として、日産オースチンだの初代クラウンだの、ちょっと安くなるけど日野ルノー4CVやダットサンだのを買ってやるようなものだろうか。
しかし、中国のモータリゼーションとは、そういう裕福な人々の間での話であって、一般庶民、つまり農村の一般農民や都市部の工場労働者が自家用車を持てるようになるかと言えば、どうも怪しい。
日本のモータリゼーション、と言うより、戦後の経済復興〜高度成長の時期のことを考えると、冷蔵庫・炊飯器・電気掃除機から、やがて3C(クーラー、カラーテレビ、カー)が、各家庭の欲しいものだったりした。そして、それらは昭和40年代には、ごくごく当たり前になった。
今後中国で、同じような道を辿るかどうか、ちょっと懐疑的だ。
(後編に続く)
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1143582/ffccf4x78_1/26349.html