Re:なぜ中国語で呼ばないの?
投稿者: unhoo 投稿日時: 2002/06/28 20:55 投稿番号: [25293 / 196466]
つまり、上海をシャンハイ、北京をペキンと読むやり方で、中国人の名前を読むべきだとのご意見ですね。そんなことは主張しないほうがいいですよ。
もし中国の人名、地名をことごとく現代中国語(中国で普通語と呼ばれる)の読音で読まなければならんときめてしまったら、日本人は漢字の読み方をもう一種類おぼえなければならなくなりますが、とても手に負えるものではなく、行き着くところは韓国の人名地名のように、カタカナで書くほかなくなります。つまり、漢字の本家の中国の人名、地名を漢字で書くことができないという、奇妙な事情が発生します。
漢字の読音は、中国でも時代により、地方によりさまざまに異なっています。
日本に最初に漢字が伝わったときに、一緒にはいってきた読音は、呉音と呼ばれています。たとえば人間をにんげんと読むのは呉音です。
やがて日本と中国の正式の国交が始まり、遣隋使、遣唐使が派遣されて、随行した留学生が当時の中国の首都長安における漢字の読音を日本にもたらしました。それを漢音と言います。当時(平安朝)の日本政府は、漢音を漢字の正しい読み方と定めました。しかし徹底させるこができませんでした。たとえば人間を漢音で読むと「じんかん」になりますが、おこなわれていません。明治神宮を「めいじじんぐう」と読むのは呉音と漢音の混合であって、漢音に統一すると「めいちしんきゅう」になります。
唐が滅亡してからのちに、中国の北方(長江以北)の言語は、発音も文法も大変動がおこりました。それが僧侶や商人によって日本に伝えられた読音を、唐音と言います。行灯(あんどん)、椅子(いす)、布団(ふとん)などが唐音です。
漢音、呉音、唐音について、もっと詳しく、もっと正確なことは、漢和辞典の巻末付録にかならず書いてありますから、好学のかたは参照してください。
日本人は漢字を訓読、漢音、呉音、唐音で読み分けなければならず、学習に多大のエネルギーを費やしているのに、この上更に現代中国音という負担を負わせようとするのは、亡国行為みたいなものですよ。
日本人が唐詩を観賞するには、漢音で棒読みにしたほうがよいと、わたしは提唱します。そのほうが現代中国音よりも唐代の発音に近いのですから。日本人に人気の有る唐詩「月落烏啼霜満天 江楓漁火對春眠 姑蘇城外寒山寺 夜半鐘聲到客船」は「げつらくうていそうまんてん こうふうぎょかたいしゅうみん こそじょうがいかんざんじ やはんしょうせいとうかくせん」と読み上げて、現代中国読音しか知らない中国人に「こっちの読み方のほうが、君の読み方よりも、唐代の読み方に近いのだぞ」と自慢しましょう。
もし中国の人名、地名をことごとく現代中国語(中国で普通語と呼ばれる)の読音で読まなければならんときめてしまったら、日本人は漢字の読み方をもう一種類おぼえなければならなくなりますが、とても手に負えるものではなく、行き着くところは韓国の人名地名のように、カタカナで書くほかなくなります。つまり、漢字の本家の中国の人名、地名を漢字で書くことができないという、奇妙な事情が発生します。
漢字の読音は、中国でも時代により、地方によりさまざまに異なっています。
日本に最初に漢字が伝わったときに、一緒にはいってきた読音は、呉音と呼ばれています。たとえば人間をにんげんと読むのは呉音です。
やがて日本と中国の正式の国交が始まり、遣隋使、遣唐使が派遣されて、随行した留学生が当時の中国の首都長安における漢字の読音を日本にもたらしました。それを漢音と言います。当時(平安朝)の日本政府は、漢音を漢字の正しい読み方と定めました。しかし徹底させるこができませんでした。たとえば人間を漢音で読むと「じんかん」になりますが、おこなわれていません。明治神宮を「めいじじんぐう」と読むのは呉音と漢音の混合であって、漢音に統一すると「めいちしんきゅう」になります。
唐が滅亡してからのちに、中国の北方(長江以北)の言語は、発音も文法も大変動がおこりました。それが僧侶や商人によって日本に伝えられた読音を、唐音と言います。行灯(あんどん)、椅子(いす)、布団(ふとん)などが唐音です。
漢音、呉音、唐音について、もっと詳しく、もっと正確なことは、漢和辞典の巻末付録にかならず書いてありますから、好学のかたは参照してください。
日本人は漢字を訓読、漢音、呉音、唐音で読み分けなければならず、学習に多大のエネルギーを費やしているのに、この上更に現代中国音という負担を負わせようとするのは、亡国行為みたいなものですよ。
日本人が唐詩を観賞するには、漢音で棒読みにしたほうがよいと、わたしは提唱します。そのほうが現代中国音よりも唐代の発音に近いのですから。日本人に人気の有る唐詩「月落烏啼霜満天 江楓漁火對春眠 姑蘇城外寒山寺 夜半鐘聲到客船」は「げつらくうていそうまんてん こうふうぎょかたいしゅうみん こそじょうがいかんざんじ やはんしょうせいとうかくせん」と読み上げて、現代中国読音しか知らない中国人に「こっちの読み方のほうが、君の読み方よりも、唐代の読み方に近いのだぞ」と自慢しましょう。
これは メッセージ 25247 (ma_1025 さん)への返信です.
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