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印パ調停、アジア首脳会議で

投稿者: kflez 投稿日時: 2002/06/01 23:40 投稿番号: [24048 / 196466]
印パ調停、アジア首脳会議で外交本格化へ
2002 年 6月 1日
ニューデリー1日=佐藤浅伸】カシミール領有権をめぐり一触即発の軍事緊張下にあるインドのバジパイ首相とパキスタンのムシャラフ大統領が4日、カザフスタンのアルマトイで開かれる「アジア相互協力信頼醸成措置会議(CICA)」首脳会議で顔を合わせる。印パ首脳の1対1の会談の見通しは立っていないが、ロシアのプーチン大統領が両国首脳と個別に会談するほか、パキスタンの友好国である中国の江沢民国家主席もバジパイ首相と会談する予定で、緊張緩和に向けた首脳外交が本格化する。

CICA首脳会議は当初、昨年11月に予定されていたが、米同時テロの発生で延期され、今回が初の開催。16か国の構成国のうち、12か国首脳が出席して演説する。国際テロ、違法な武器取引、核軍縮などについて討議し、4日夕にはテロ撲滅、対話の促進などをうたった宣言を採択する予定だ。

インド外務省によると、バジパイ首相は3日夜、プーチン大統領、江沢民主席と個別に会談する方向で調整が進んでいる。ムシャラフ大統領も3日か4日にプーチン大統領と会談する予定だ。

インドは「印パ首脳会談はあり得ない」(外務省高官)と完全否定しているが、4日の会議後に晩さん会が予定されるなど、何らかの接触が生じる可能性はある。ただ、パキスタンが求める対話再開についてインドは「パキスタンに拠点を置くイスラム過激派による『越境テロ』停止が先だ」との立場を崩していない。シン外相など主要閣僚は同行せず、劇的な展開は望み薄だ。

ムシャラフ大統領は首脳会議や各国首脳との一連の会談で、核戦争ぼっ発も懸念される危機的現状を訴え、印パが領有権を争うカシミール問題への国際社会の本格介入を引き出したい意向だ。これに対し、第三者の介入に神経をとがらすインドは、「テロとの戦い」を強調、国際社会による対パキスタン圧力の一層の強化を狙っている。

会議直後の6日以降、米国はアーミテージ国務副長官、ラムズフェルド国防長官を立て続けに印パ両国に派遣、危機回避に向けた調停活動を加速化させる。こうした米国の動きを前に、プーチン大統領には印パ両首脳との個別会談で存在感を示したいとの思惑があり、インドに対する最大の武器売却元でもあるロシアが、どこまでインドに影響力を行使し、対話再開への道筋をつけることができるか、注目される。
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