魚釣島:日中間の平和的話し合いはムリ
投稿者: mr_chinii 投稿日時: 2013/02/06 17:58 投稿番号: [196317 / 196466]
魚釣島はある日本人の私有地であったが、これを野田政権が国有地として購入した。日本の明治政府が沖縄県に編入したことに対して、周辺国からの異議申し立てが一切なかったことをもって、当時の国際慣例から日本国領土となった魚釣島を明治政府は日本人漁業加工者へ払い下げた。以後、この日本人漁業加工者の私有地となったのである。島の所有権は日本国民法に従い、代々変わったが、いずれの所有者も日本人である。これを昨年、野田政権の日本政府が種々の理由から国有地とすべく買い上げた。私は賢明な判断であったと考える。すなわち、日本国民法上の個人の権利を云々することなく国が直接権利行使できるということになった。
1971年以降、魚釣島周辺海域に天然資源が豊富に存在するとの調査報告や漁場としての価値から、中国が領有権を主張し始めたことと平行し、香港を舞台とした保釣運動家が魚釣島にちょっかいを出し始めた。旧ソ連やロシアなら、このような連中など機関銃掃射で蹴散らすが、当時の歴代日本政府の対応はまことに「やさしい」ものであった。中国人と中国共産党強硬派は、これで図に乗った。日本の歴代政権は「中国人も同じ人間、わかってくれるだろう」と踏んでいたようだ。また、中国の門戸解放が「より重要」なことであったから、魚釣島中国活動家の問題は些細であったようだ。
しかし近年、中国共産党強硬派の目論見がはっきり見えてきた。また、中国人の感覚も我々日本人とは根本的に違うことも分かってきた。
中国共産党とその人民解放軍強硬派が中国が地政学的に置かれている日本・台湾・フィリピン・インドネシア等による列島線を意識しはじめたことだ。中国が周辺国が納得できるような平和路線を堅持しているならば、第一列島線に多数ある国際航路を通じて西太平洋やインド様で出ることに何ら支障は無い。しかし、中国は自己中極まりない「核心的利益」論を持ち出し、南シナ海の80%を中国領海であると主張し始めたのである。読者には地図をご覧いただきたい。どう考えても南シナ海の80%が古来から中国の勢力範囲にあったとは考えにくいのである。極端にたとえて言えば、ハワイも中国の勢力範囲にあったと主張しているのに等しいのである。だからフィリピン、ベトナム、インドネシア、マレーシア、ブルネイ、台湾が猛烈に反対した。
特にベトナムの場合は、西沙を守ろうとした無防備なベトナム兵を射撃の的のように虫けらのごとく銃撃殺害している。このとき、近くに停船していた非武装ベトナム輸送船をも容赦なく撃沈している。このことは、ベトナム人民に中国人に対する不信感はもとより深い怨念を抱かせた。
フィリピンの場合もそうだな。フィリピン人による米軍基地反対運動で米軍がフィリピンを去ったとたんに、中国はフィリピンが支配していた南沙の島を圧倒的な威圧をもって奪った。これで中国はフィリピンは弱いと思ったのか、中国からは遠いフィリピン沿岸のスカボロー礁にまで手を伸ばし、「中国領だ!」と威圧している。中国がスカボロー礁を確保すれば、それ以西の南シナ海を中国の海にできる。フィリピン海軍は米国お下がりフリーゲート艦がたった1隻の海軍であった。海軍とは名ばかりで、海に対する海軍は必要なかったのである。それだけ海に対しては平和な国であった。急遽米国はこのフィリピンに対して米沿岸警備艦2隻を払い下げたが、これとて大した抑止力にはならない。そこで日本政府は、フィリピンに12隻の高性能巡視船の供与を決定した。しかし、この12隻もの巡視船を運用する乗員もノウハウも現フィリピンにはない。日本はその乗員の訓練も引き受けている。これには時間が必要となる。そんな最中に中国はフィリピン産バナナを「害虫がいる」とかで通関拒否した。それまでは何ら問題がバナナである。バナナは短期間で熟し、その後は腐ってしまう。中国はこれをカードにフィリピンに圧力をかけたのである。すなわち「中国様の言うことを聞け! さもなくばこういうことになる!」ということだ。どうも中国人の考え方は、勝手な自意識過剰にあると思えてしかたがない。結果、多くのフィリピン人に「この野郎!」という意識を植え付けたにすぎない。フィリピン外相が日本の再軍備に歓迎の意を表したのは、フィリピン人の心をよく反映している。私は、20年ほど前にフィリピンを訪ねたことがあるが、旧日本軍に異議を唱えたフィリピン有識者は皆無であった。逆に日本に期待する意見が多かったな。これはフィリピン華僑にも多かった。<続く>
1971年以降、魚釣島周辺海域に天然資源が豊富に存在するとの調査報告や漁場としての価値から、中国が領有権を主張し始めたことと平行し、香港を舞台とした保釣運動家が魚釣島にちょっかいを出し始めた。旧ソ連やロシアなら、このような連中など機関銃掃射で蹴散らすが、当時の歴代日本政府の対応はまことに「やさしい」ものであった。中国人と中国共産党強硬派は、これで図に乗った。日本の歴代政権は「中国人も同じ人間、わかってくれるだろう」と踏んでいたようだ。また、中国の門戸解放が「より重要」なことであったから、魚釣島中国活動家の問題は些細であったようだ。
しかし近年、中国共産党強硬派の目論見がはっきり見えてきた。また、中国人の感覚も我々日本人とは根本的に違うことも分かってきた。
中国共産党とその人民解放軍強硬派が中国が地政学的に置かれている日本・台湾・フィリピン・インドネシア等による列島線を意識しはじめたことだ。中国が周辺国が納得できるような平和路線を堅持しているならば、第一列島線に多数ある国際航路を通じて西太平洋やインド様で出ることに何ら支障は無い。しかし、中国は自己中極まりない「核心的利益」論を持ち出し、南シナ海の80%を中国領海であると主張し始めたのである。読者には地図をご覧いただきたい。どう考えても南シナ海の80%が古来から中国の勢力範囲にあったとは考えにくいのである。極端にたとえて言えば、ハワイも中国の勢力範囲にあったと主張しているのに等しいのである。だからフィリピン、ベトナム、インドネシア、マレーシア、ブルネイ、台湾が猛烈に反対した。
特にベトナムの場合は、西沙を守ろうとした無防備なベトナム兵を射撃の的のように虫けらのごとく銃撃殺害している。このとき、近くに停船していた非武装ベトナム輸送船をも容赦なく撃沈している。このことは、ベトナム人民に中国人に対する不信感はもとより深い怨念を抱かせた。
フィリピンの場合もそうだな。フィリピン人による米軍基地反対運動で米軍がフィリピンを去ったとたんに、中国はフィリピンが支配していた南沙の島を圧倒的な威圧をもって奪った。これで中国はフィリピンは弱いと思ったのか、中国からは遠いフィリピン沿岸のスカボロー礁にまで手を伸ばし、「中国領だ!」と威圧している。中国がスカボロー礁を確保すれば、それ以西の南シナ海を中国の海にできる。フィリピン海軍は米国お下がりフリーゲート艦がたった1隻の海軍であった。海軍とは名ばかりで、海に対する海軍は必要なかったのである。それだけ海に対しては平和な国であった。急遽米国はこのフィリピンに対して米沿岸警備艦2隻を払い下げたが、これとて大した抑止力にはならない。そこで日本政府は、フィリピンに12隻の高性能巡視船の供与を決定した。しかし、この12隻もの巡視船を運用する乗員もノウハウも現フィリピンにはない。日本はその乗員の訓練も引き受けている。これには時間が必要となる。そんな最中に中国はフィリピン産バナナを「害虫がいる」とかで通関拒否した。それまでは何ら問題がバナナである。バナナは短期間で熟し、その後は腐ってしまう。中国はこれをカードにフィリピンに圧力をかけたのである。すなわち「中国様の言うことを聞け! さもなくばこういうことになる!」ということだ。どうも中国人の考え方は、勝手な自意識過剰にあると思えてしかたがない。結果、多くのフィリピン人に「この野郎!」という意識を植え付けたにすぎない。フィリピン外相が日本の再軍備に歓迎の意を表したのは、フィリピン人の心をよく反映している。私は、20年ほど前にフィリピンを訪ねたことがあるが、旧日本軍に異議を唱えたフィリピン有識者は皆無であった。逆に日本に期待する意見が多かったな。これはフィリピン華僑にも多かった。<続く>
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