四川大地震 VS 東北大震災④
投稿者: mr_chinii 投稿日時: 2012/02/03 20:21 投稿番号: [188362 / 196466]
では仮設住宅の話に移ろう。被災した住民の多くは、元々家があった場所に家を造りたいと願っていると考える。しかし、巨大津波が襲った危険な場所である。学会では、数百年〜千年に1度の大津波としているが、行政から率先して、補助金まで出して、これらの土地に永久住宅を建ててよいという決定は下しがたい。決定は各市町村議会が行うことである。しかし、これら市町村議会の多くは、犠牲者がおったりして機能が万全ではない。
だから、行政は苦肉の策として、公立学校のグランド等に被災者の暫定的仮住まいとして仮設住宅を造った。しかし、その建材の必要量が膨大すぎて、急を要する場所、先に合意が取れた場所に順次造ることになった。避難場所は、多数の家族が集合する大所帯であるから、生活プライバシーの問題が大きい。しかし、仮設住宅は家族単位であるから、また電気・ガス・上下水道・道路等の生活インフラもある程度整備できているから、暫定住まいとしては避難場所や屋外テント暮らしよりはるかに生活しやすい。だがこれとてあくまでも一時しのぎ、暫定の住まいである。一方、中国の場合は党の強権で永久住宅を適当な場所に建設し、「お前たちはここに住め!」ということになっている。
現在、東北大地震の被災者たちは、安全な町や村の再建をどう図ったらいいのか、議論の最中である。
それから福島原発からの避難者を含み、孤独死という意見もあるが、これは高齢化と震災ショックによる身体能力の弱体化と心のケアの問題であろう。行政をはじめ、多くのボランティア活動が被災地で繰り広げられているが、それでも孤独死の報道が結構見受けられる。私見だが、人は高齢になるほど長年住み慣れた土地に執着する傾向が強い。そして近所付き合いや仲間・友人・知人との交流を大事にする。中にはその正反対の人もいるが、大体においてそうといえよう。その生活環境が一夜にして破壊されたことは、相当のショックではなかろうか。かと申して、元の生活環境に戻すこと、戻ることは、至難である。
以上、簡単に持論をまとめてみたが、異論があればご遠慮なく述べてもらいたい。
これは メッセージ 188361 (mr_chinii さん)への返信です.
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