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天下第一・・・

投稿者: nihao_aq_jp 投稿日時: 2011/07/31 23:34 投稿番号: [187759 / 196466]
高速鉄道事故から中国の何が見えてくるか?
ここで注目すべきポイントは何か?   指摘すべき問題は何であるのか?
この件に関する論評を眺めてみるに、日本はもとより中国も世界の諸国も焦点がずれており、事の本質を全然理解していない。

訒小平の改革開放政策が始まってから約30年になるのだが、それ以前、つまり文化大革命の時代、中国の基本路線は「自力更生」であった。
「自力更生」こそが革命路線であり、それは国是に等しいものであった。

当時、外国資本を導入するなどはとんでもない反革命であり、外国の先進技術を取り入れるなどは「西洋崇拝主義」「売国奴」として厳しく非難されていたのだ。
中国では、何事も外国に頼らず「国産」であることが革命的であるとして賞賛されたのだ。

文化大革命が終焉となり、改革開放路線が始まった時、従来の「自力更生」路線は一蹴された。
訒小平の「改革開放」の理念はどの様なものであったか?
外国資本を導入する。先進諸国に学んで人材を育成し、最先端の技術を取り入れる。・・・

外国に学ぶ。謙虚な姿勢で外国に学ぶ。・・これが改革開放政策の基本理念であった。

しかし、今日、中国鉄道部の責任者は自讃して言う。
「我が国の高速鉄道の技術は最も完成されている。総合力は最強。営業距離も世界最長。運転速度は世界最速。建設規模は世界最大・・」と。
そして、中国の高速鉄道の技術はすでに日本を超越しており、中国の技術はオリジナルの「国産」であると言って豪語したのである。

中国人が改革開放の理念を忘れていないなら、謙虚に反省しなければならない。訒小平が提唱した改革の理念を思い起こし、改革開放路線からの逸脱を自己批判せねばならないのだ。

訒小平は確かに、先進諸国に学んで最先端技術を取り入れるよう提唱したが、その場合、その技術が外国のものか国産技術であるかは何の意味もない。
国産であることにこだわって国産三流の技術を用いるなら、それこそ訒小平の改革理念に背いているのだ。

世界最強、世界最長、世界最速、世界最大・・・かくして「天下第一」を求める心理は古来、中国人のDNAではあるが、そうやって自己陶酔していたのは正に「文化大革命」の時代に他ならないのだ。

四人組の1人、江青は当時建造した一万トン級の国産貨物船「風慶号」を賞賛し、周恩来、訒小平を走資派と呼んで攻撃していた。
訒小平は言ったのだ。「国産の一万トンが何だと云うのだ。往時、おれがフランスに渡った時、乗船した客船はすでにして5万トンだったのだ。」と。

「高速鉄道は中国の国産技術」「技術はすでに天下第一」と言い始めた時、中国は訒小平の改革開放の理念から脱線しているのである。
中国人は自ら気付かないのかも知れないが、あの文化大革命時代の心理に戻りつつあるのではないか?
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