アメリカとの関係
投稿者: tokagenoheso 投稿日時: 2008/09/04 08:34 投稿番号: [170972 / 196466]
ここは日中トピではあるけれど、やはりアメリカに対する認識は、日中関係を考える上で避けては通れないと思います。
基本的に、shinacyonnashi氏の説に同意します。
おそらくロシア、中国は民主主義など国政には機能しないと見極めているのでしょう。民主主義とは愚かな人民達との妥協に他ならず、強い意志で国家を率い、人民を従え一枚岩となって他勢力と対峙しなければ、強大な敵から自分たちを守ることは出来ないと考えているのだろうと思えます。
自分たちとは、むろん広い意味では国民も含みますが、あくまで国家体制であり、国民がその国家体制の中に従順に収まっている間は生存を保証するべきであり、反国家体制の立場であるものは国家による生存の保証を放棄したと見なす訳です。
国家が発展してきた経過において、ロシアや中国の考え方はきわめて当たり前であり、中世まではヨーロッパでも普遍的な物でした。なにしろ、あの狭い地域で互いに殺し合いに明け暮れていたヨーロッパ諸国では、時として国民は足手まといであり、とにかく国民は国家の決定に従い、異を唱えず、国家のために生産する体制が一番戦争に都合が良かったからです。
そのために彼らが選んだ方法は、エリートの選抜およびエリートによる支配でした。ヨーロッパはそれを支配階級の固定と帝王学で作り上げ、、一般国民には日常の楽しみは与えても基本的に知的好奇心を禁じ、とにかく生産に従事させたわけです。ここで、支配階級と被支配階級が完全に分けられ、現在に至っています。むろん全く同じと言うことではありません。
基本的に、やり方は違いますが中ロも同じです。
そして、アメリカもまた同じといえます。ただ、アメリカの場合支配層と非支配層の固定はヨーロッパほどではありませんが、エリートは飛び級などでどんどん引き揚げ、一般大衆はエリートに国政を任せるやり方です。ただ、欧州よりも両者の垣根は低いとは言えますが、とにかくエリートによる一般大衆の支配という基本概念は変わっていません。それは近代のヨーロッパでも同じです。
エリートによる支配は非常に有利な面があります。戦争に突入する場合など一気に世論を形作り素早く体制を整えることが出来る点です。大きな国家プロジェクトの推進などもそれは有利に働きます。アポロ計画やスペースシャトルなどもアメリカならであり、国威発揚のためには人命の犠牲もいといません。
アメリカが戦争を始めるときは必ず戦争の大義名分を大きくキャンペーンし、国民に信じ込ませ、世論を形作る方法を採ります。対日戦争がそうであり、当時のアメリカは日本が凶暴な帝国主義者であり、哀れな中国を一方的に侵略している狂信者であると国民に信じませ、対日意識を極端に悪化させました。
朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争、アフガンなどなどすべてそうです。
アメリカは常に自分の立場で相手が自分にとって利益があるかないかを考え、敵を決めます。
かつては日本を敵視し、結果としてより大きな中国という敵を作り出しました。中東における権益を最重視したため、イスラムという敵を作り出しました。冷戦が終わりアメリカが勝利したと思いこんで雪解けを推進し、結果として新たなロシアを敵にしました。
なぜこのようになるのか。アメリカには国民の知恵を結集するシステムがありません。エリートは自分の知恵を絶対と思います。真実は自分の理論を通すためには平気でねじ曲げます。世界の弁護士の半分がアメリカにいるような訴訟社会を作り出し、アメリカの主立った民生品製造業は訴訟によりほぼ壊滅し、医療は巨額な訴訟費用に備え高額化し、医療制度は金のある者以外には無用の物になっています。
つまり、アメリカの視点には客観的、かつ長期に渡っての視点が決定的に欠けています。それは日常生活から感覚的に生活の知恵を身につけている一般大衆の知識を集結するシステムがないからです。
アメリカ大統領は見かけで選ばれ、支持層の拡大のためにはどんな手でも使います。女性票、保守層の取り込みのために、見栄えの良い筋金入りの無名な女性を副大統領候補に指名したりもします。
そのような短期的視野しかもてないアメリカが、将来自国の破滅をちらつかせる中ロと手を結ばない保証はありません。日本を防衛するなら核ミサイルをアメリカに撃ち込むと恫喝されて、それでもアメリカが中国と戦うなどと期待するのは無理です。
ー 続く ー
基本的に、shinacyonnashi氏の説に同意します。
おそらくロシア、中国は民主主義など国政には機能しないと見極めているのでしょう。民主主義とは愚かな人民達との妥協に他ならず、強い意志で国家を率い、人民を従え一枚岩となって他勢力と対峙しなければ、強大な敵から自分たちを守ることは出来ないと考えているのだろうと思えます。
自分たちとは、むろん広い意味では国民も含みますが、あくまで国家体制であり、国民がその国家体制の中に従順に収まっている間は生存を保証するべきであり、反国家体制の立場であるものは国家による生存の保証を放棄したと見なす訳です。
国家が発展してきた経過において、ロシアや中国の考え方はきわめて当たり前であり、中世まではヨーロッパでも普遍的な物でした。なにしろ、あの狭い地域で互いに殺し合いに明け暮れていたヨーロッパ諸国では、時として国民は足手まといであり、とにかく国民は国家の決定に従い、異を唱えず、国家のために生産する体制が一番戦争に都合が良かったからです。
そのために彼らが選んだ方法は、エリートの選抜およびエリートによる支配でした。ヨーロッパはそれを支配階級の固定と帝王学で作り上げ、、一般国民には日常の楽しみは与えても基本的に知的好奇心を禁じ、とにかく生産に従事させたわけです。ここで、支配階級と被支配階級が完全に分けられ、現在に至っています。むろん全く同じと言うことではありません。
基本的に、やり方は違いますが中ロも同じです。
そして、アメリカもまた同じといえます。ただ、アメリカの場合支配層と非支配層の固定はヨーロッパほどではありませんが、エリートは飛び級などでどんどん引き揚げ、一般大衆はエリートに国政を任せるやり方です。ただ、欧州よりも両者の垣根は低いとは言えますが、とにかくエリートによる一般大衆の支配という基本概念は変わっていません。それは近代のヨーロッパでも同じです。
エリートによる支配は非常に有利な面があります。戦争に突入する場合など一気に世論を形作り素早く体制を整えることが出来る点です。大きな国家プロジェクトの推進などもそれは有利に働きます。アポロ計画やスペースシャトルなどもアメリカならであり、国威発揚のためには人命の犠牲もいといません。
アメリカが戦争を始めるときは必ず戦争の大義名分を大きくキャンペーンし、国民に信じ込ませ、世論を形作る方法を採ります。対日戦争がそうであり、当時のアメリカは日本が凶暴な帝国主義者であり、哀れな中国を一方的に侵略している狂信者であると国民に信じませ、対日意識を極端に悪化させました。
朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争、アフガンなどなどすべてそうです。
アメリカは常に自分の立場で相手が自分にとって利益があるかないかを考え、敵を決めます。
かつては日本を敵視し、結果としてより大きな中国という敵を作り出しました。中東における権益を最重視したため、イスラムという敵を作り出しました。冷戦が終わりアメリカが勝利したと思いこんで雪解けを推進し、結果として新たなロシアを敵にしました。
なぜこのようになるのか。アメリカには国民の知恵を結集するシステムがありません。エリートは自分の知恵を絶対と思います。真実は自分の理論を通すためには平気でねじ曲げます。世界の弁護士の半分がアメリカにいるような訴訟社会を作り出し、アメリカの主立った民生品製造業は訴訟によりほぼ壊滅し、医療は巨額な訴訟費用に備え高額化し、医療制度は金のある者以外には無用の物になっています。
つまり、アメリカの視点には客観的、かつ長期に渡っての視点が決定的に欠けています。それは日常生活から感覚的に生活の知恵を身につけている一般大衆の知識を集結するシステムがないからです。
アメリカ大統領は見かけで選ばれ、支持層の拡大のためにはどんな手でも使います。女性票、保守層の取り込みのために、見栄えの良い筋金入りの無名な女性を副大統領候補に指名したりもします。
そのような短期的視野しかもてないアメリカが、将来自国の破滅をちらつかせる中ロと手を結ばない保証はありません。日本を防衛するなら核ミサイルをアメリカに撃ち込むと恫喝されて、それでもアメリカが中国と戦うなどと期待するのは無理です。
ー 続く ー
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