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聞きかじり

投稿者: kan_gyokusui 投稿日時: 2000/12/03 21:43 投稿番号: [15184 / 196466]
他人のコメント(真実かどうか不明)

中国では、共産党員が減っているようです。   文革時代でも、党員数は成人の1割程度だったと聞きました。   党員になるには審査が厳しく、先祖が地主だったり、国民党員の子孫だったり、支配階級だったりしたら絶対に党員にはなれません。   党員になるためには、所属組織の推薦を受け、厳しい資格審査、面接をパスしなくてはなりません。
なぜ党員になるのか?   それは、メリットがあるからです。   昇進、昇格で優遇されるのです。   中国の企業は、今でも大部分が国営です。   各企業ごとに共産党委員会があり、かってはこの委員会の書記は工場長などより権限がありました。   従業員の給料まで決定する権力を持っていたものもいたとか。   ですから、時折驚きました。   ある会社で、従業員が課長や工場長の言うことを聞かないのです。   昇給昇進は課長ではなく、党委員会が決めるので、なにも上司の言うことを聞かなくてもいいんだ、とのことでした。
中国で仕事をしていますと、時折、技術協議や商談に全然出てこないで、宴会とか日本訪問団になると現れる不思議な「偉い人」がいます。   肩書は結構物々しいのですが、何をしているのかさっぱり分かりません。   どうやらこういう人は「党」のお目付役であることが多いようです。   外国出張など、滅多にゆけるものではありません。   これもメリットですね。
今は?   外資系が増えています。   党員であることより、専門知識を身につけている方が金が儲かります。   海外だって、外資系にいればチャンスがたくさんあります。   国営企業も、利益重視で、ずいぶん経営も変わってきたとも聞いております。   党員であることのメリットが減り、それに連れて組織率も減ってきているのでしょうね。  
中国人は、強烈な個人主義者、現実主義者の集まりです。   人の言うことも、まともには信じません。   「他人のために奉仕しよう」という中国共産党の方針は、理想としてはまことに立派です。   しかし、一般民衆は本当のところ「とんでもない」と思っているものがほとんどではないでしょうか。   邱永漢氏がかって「中国人に、もっとも似合わないのは共産主義」と喝破しておりました。   でも、政治の世界で成功しようとすれば、やはり党員であることは最低条件です。   憲法で「中国は共産党が指導する」ことになっているのですから。   では、中国指導部はどう考えているのでしょうか?   現在の共産党は、「権力維持機構」になっているに過ぎないようですね。   「社会主義市場経済」だの「改革開放」だの、「誰も私有財産を持たない」ことが理想の共産主義の目的からは、まったく外れていますから。  
そう、指導部も「現実主義者」なのです。   理想を追求して不幸になるより、現実に合わせて自分も権力を維持し、民衆も生活が楽になる。   「開放」して、そのことに気付いたのでしょうか?   いえ、ちゃんと前から知っていたのでしょう。   前は、締め付けた方が「自分のため」。   今は、開放した方が「自分のため」。   しかし、不良債権問題など、中国経済を根底から揺るがしかねない問題も蓄積しつつあります。   中国の政策の激変はこれからもあるでしょう。   中国は、まだ法治主義ではありません。   「人治主義」、これがキーワードです。
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