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Re: 漢字を発明した蒼頡氏の歴史について

投稿者: n_o_i_s_e_m_a_n 投稿日時: 2007/07/03 14:23 投稿番号: [140785 / 196466]
>伝説によれば、蒼頡は黄帝に仕える史官であった。それまで中国の人々は、インカ帝国のキープのような縄の結び目を記録に用いていたが、蒼頡は鳥や獣の足跡の形によって元の動物を推測できることから、文字によって概念を表現できることに気付いたという。

「結縄(縄の結び目のよる記録)を文字文様に代えた」とされているのはシナ族ではない「伏儀」の代であり「黄帝」はそのずっと後ですね。

(黄帝は、「すべての漢民族の始祖」にして文字も薬草も養蚕も弓矢も鋳造も陶器も発明したことになっていますが文献上や考古学上で確認できるだけでもルーツはそれぞれ別ですし、「漢民族同祖論」は日本の「大和民族同祖論」のコピーです。)

蒼頡は「鳥の足跡から文字を思いついた」とされていますが、それだけでは文様の発展とは合致しにくいように思います。

ただ、「淮南子」は山東半島南西部の「淮夷」の文化が色濃く出ている書ですから、蒼頡は淮夷で文様に関わりの深い一族の出身かもしれませんし、蒼頡が「記録言語としての文字技術」を発展させて「漢字の原型を作り出した」可能性はあります。

漢字というのは「複雑な文字」も一、|、□、八などの「単純なパーツの組み合わせ」でできており王と玉のように「、」ひとつですら「漢字」であって意味が変わります。

さらに縦線を下から上に引けば「地から天に昇る」ことを意味し上から下に引けば「天から下る」ことを意味するように、「運筆」自体がひとつひとつ意味をもつ「一種の呪術」でもあります。

そもそも文字を刻む必要があるのは「ト占を神に問うため」であり、伏儀は「先天図(河図洛書)」や「八卦」を開発したとあります。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%88%E5%A4%A9%E5%9B%B3#.E3.83.A9.E3.82.A4.E3.83.97.E3.83.8B. E3.83.83.E3.83.84.E3.81.A8.E5.85.88.E5.A 4.A9.E5.9B.B3

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%B3%E5%9B%B3%E6%B4%9B%E6%9B%B8

いきなりここまで洗練されたブール代数に匹敵する世界ができあがったとは思いませんが、発展の方向性は大いに数学的素養を感じさせますし、伏儀と女かが手に曲尺とコンパスを持っているように、多分に「代数幾何模様に神秘性を見出していた」と考えられます。

そして漢字も「意味あるパーツ」をシステムとして組立てて複雑化していくという「数学的素養の持ち主らしい発想」に裏付けられているように私には思えます。

重要なことは、これが「とことん真理を突きとめずにはいられないという発想をする種族」であって「すぐに自分の利益になりそうなものがあればパクッて自分のものにする発想の種族」が作り出すことは「根本的に不可能」だということです。
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