二十一世紀への委任 宮沢喜一 1996.10.31.
投稿者: racingschedule 投稿日時: 2007/07/01 15:59 投稿番号: [140642 / 196466]
そういう二十一世紀を迎えるときに、日本が軍事大国にならないということについて、どのように考えるかが課題となります。
私自身は、わが国とアメリカと中国が絶えず会話を続けて、この地域の平和と安全と繁栄をどうやって保っていくかという、
絶えざる相談関係・協調関係があることが日本にとって一番望ましい姿ではないかと思います。
そういう意味で、このごろアメリカも、「中国を封じ込めるのではなく、エンゲージするのだ」とよく言います。
エンゲージとは、絶えず相談に乗ってもらって、一緒に仕事をしようという意味合いの言葉です。
ですから、キャッチワードは「エンゲージ」なのです。それであればこそ、日本は軍事大国にならなくて済むと思っています。
宮澤氏より若者達へのメッセージ
「これからの日本にとって自由というものがなくならないように努力して欲しい。皆さんは自由を当たり前のことと思っているでしょうが、戦争に負けた世代として一番心配することです。」
2006.5.22付け産経新聞朝刊に宮沢発言の要旨
《宮沢喜一元首相と御厨貴東大敦授が、戦後六十年間の日米関係、小泉外交について話した。
――米軍再編最終合意の評価は
宮沢氏「米軍司令部が座間に来る意味が分からず、国民への説明がない。(経費が)三兆円とは日本も米国も聞いたことがないと今になって言う。訳の分からない話だ」
――国民への説明は政治の責任か
宮沢氏「小泉純一郎首相の責任だ。普天間飛行場移転だけはやる気があるが、全体の問題としてはやる気がないから何もいっていない」
――小泉外交の五年間の評価は
宮沢氏「中国は敵にしようと思えぱ敵になるし、味方にしようと思えば味方にすることもできるかもしれないということを言いたい」
――中国に反発されても靖国神社に参拝する姿勢は国益からすると危ないか
宮沢氏「日本の首相としては適当ではない」
――経済同友会が参拝自粛を求めたが
宮沢氏「商人は黙っていろというようなことを首相は言うべきではない」
――「ポスト小泉」で、日本の外交の顔としてふさわしいのは
宮沢氏「中国とどう付き合うかが(総裁候補に)与えられた課題だ。(小泉首相とは違う)独自の意見を持つべきだ」》
日頃はおとなしい宮沢元首相にしては珍しい怒りの発言である。われわれ後輩は、この宮沢元首相の怒りの直言に謙虚に耳を傾けるべきである。
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