Re: 歴史を反省するとは?
投稿者: palmereldritch608 投稿日時: 2007/04/30 20:05 投稿番号: [136012 / 196466]
私が「敗因」と言ったのがまずかったのでしょうが、まず、勝算があったか?という点ですが、かなり怪しかったのが事実でしょう。陸軍、海軍ともに、長期戦では必敗であることは分かっていました。ただ、小規模な局地戦とは違い、全面戦争ともなれば、長期的な展望など立てても、叩き台としてのプロットに過ぎず、たいていは無効でしょう。もし無効でないのなら、そもそも「敗戦」などというものは世に存在しません。
仮に山本五十六の目論見通り、四年間日本が太平洋を縦横無尽に暴れ回った場合、当然出てくるアメリカ兵のおびただしい戦死者の報を聞き、アメリカの世論はどう反応したでしょうか?ベトナムのような、地域的には小規模な局地戦ですら、反戦運動に足を引っ張られて敗北した国です。どうなったかはわかりません。また、ユダヤ人問題など、アメリカのユダヤ人を揺さぶる材料になったはずですが、これを大々的に宣伝したという事実もないようです。
そういう点を鑑みるなら、日本にまるで勝機がなかったとも言えないと思います。
問題は、日本が数少ない勝機をすべて逃したという点であり、四年は戦う能力がありながら、実質二年しか戦えなかったという点でしょう。そのあたりは、戦術や戦術を生み出す民族性をも含めて、大いに反省すべきでしょう。
また、ハルノートの件は、我々の美点とも言える「律儀」が時として桎梏ともなることを、現状のの外交姿勢を含めて反省すべきです。
相手の思惑を度外視して、こちらが律儀に誠意を込めて謝れば相手もわかってくれ、円満に解決する、などという思い込みは、経験にも、歴史にも学べぬ愚か者の業でしょう。
これは メッセージ 135956 (viet_cong1961 さん)への返信です.
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