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タリバンのケシ栽培に関する誤解

投稿者: afgalec 投稿日時: 2001/10/02 01:43 投稿番号: [78734 / 177456]
はじめまして。
ここで議論されているアフガニスタンのケシ栽培について、あまりにも乱暴な意見があるので黙っていられなくなりました。

まず、御存知の通りタリバン政権では、現在ではケシ栽培は禁止されております。これは多くの方が引き合いに出されます国連のレポートにもあるように、ほぼ事実でしょう。

しかし一方で、タリバン政権が今だ多くのアヘンを保有していることを、皆さん御存知でしょうか?皆さんが、ケシ栽培が禁止されている論証の根拠として用いる国連レポートですが、同様にここ数年間の消費量を満たすアヘンが保有していることも2月下旬に国連から警告が発せられています。また、タリバン政権がケシ栽培の再開を切り札に代替作物の支援を要求していたことも、ほんの数ヶ月前のことです。

また、ケシ栽培およびアヘン精製についてですが、気候によっても異なりますが一般的にケシは生育サイクルが非常に短く、栽培がたやすく、現金収入になることからも栽培を中断してるいるとは言え、麻薬の撲滅とは言えないかと思います。さらにアフガニスタンでは精製工程に使用する無水酢酸等の化学物質が経済制裁下にあり、一定量以上の精製が難しいことも、ケシ栽培の中断に効果を得たのだとも言えるかもしれません。
タリバン政権がケシ栽培に効果があったと見えるのもまた事実ですが、うがった見方をすれば、その栽培がいつでも再開可能であり、また充分すぎるほどのストックを保有しているのは、ケシ栽培でさえも彼らの政治的道具に過ぎずないのかもしれません。
少なくとも、タリバン政権がケシ栽培を禁じたからと言って、それがアフガニスタンの麻薬撲滅が完了したとは結論づけるものではないかと思います。
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